2010/04/20 (火)
今日も引っ越しに伴う、片付け作業。 引っ越し後は、畑の面積が減るのでこちらで使っていた鹿よけのネットなどはほとんど不要になる。 かなりの量を後輩へ置いていくことになる。
あちらでは鹿は出ないが、頭に黒い毛の生えた二本足の動物が悪さをする事がある模様。 ネットでも電柵でも防げない、大変やっかいな害獣である。
作業していたら、隣のおじいさん。 「わしら、40年もやっているからもう、物がありすぎて引っ越しなんてとても出来ん..」と。
確かにそう。 そのうち使うだろうとか、新しいのを買ったけど何となく昔からのものを捨てられないとか、そんな事が農業にはありそう。 結構、もらってきたものとかもあるしね。
明日は、週間天気予報で雨の予報だったら昼間に予定を入れたのだけど、予報が変わって晴れマーク。 何か一日、損した気分。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 近所の農業新人君、先日の強風でビニールハウスの屋根が飛んでしまったそうだ。まだ建てて数週間のビニールハウス。 妻面が剥がれ、そこから中に風が入り屋根のビニールが飛ばされた。 螺旋杭で止めてあったけど、杭の数が少なかったのと打ち込んで間が無かったせいもあって、杭がまだ地面になじんでなく全部抜けてしまったらしい。
屋根が剥がれたあと、先日の大雪。 一晩で20センチ積もった。上雪と呼ばれる重い雪。
彼のビニールハウスには、雪の備えがしてなかったので、もし屋根のビニールが剥がれていなかったら、その雪でつぶれていたかもしれない。 現に、近くの農家では雪の前日に慌てて屋根を張り、その晩にハウスを潰してしまったところがある。しかも三棟いっぺんに。 百万円単位の損害。
そう考えれば、屋根が飛んで良かったかも..と。 物は考えようだ。
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