2010/04/17 (土)
朝、起きてびっくり。ありゃ〜 この時期にしては大雪。一晩で10センチ以上積もった.. もう、車のタイヤを履き替えちゃった人も多いだろうな。ウチはまだだったけど。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さて、トマトの尻腐れの話の続きです。今日は対策です。 カルシウムが吸われない(不足する)原因として、昨日下の3つを挙げました。
1.窒素の過剰 2.土壌が乾燥しすぎ 3.地温の上がりすぎ
尻腐れを防ぐには、要はこれと反対の事をやればよいのです。 ただ、窒素の過剰については実際に尻腐れ症状が出てしまってからでは何ともなりません。これについては、来年の課題となるでしょう。
そのほか、カルシウム剤の葉面散布が対症療法として挙げられます。 市販の葉面散布用カルシウム剤を茎葉に散布するわけですが、実際、あんまり効きません。 葉の表面から取り込まれたカルシウムは、その葉の中にとどまってしまい、必要とされる他の部位(尻腐れの場合は実ですね)に転送されない事が分かっています。 トマトは葉っぱ以外に、実や茎に付着したカルシウムも吸いますので、その分が少し効果を出している程度なんでしょう。
根から吸い上げられたカルシウムは、必要部位に行き渡りますので、カルシウムは基本的には根から吸わせる必要があります。 どのような資材をどの程度の濃度で使うのが適当かまだ分かりませんが、液体のカルシウム資材を土壌に潅注すると効果が上がるとの例があるようです。
ただ、いくら対症療法を施してもすでに黒くなってしまった実は、もう直りません。黒くなった部分を切り捨てて食べましょう。結構、美味しいです。
実際、尻腐れが発生してしまうとなかなか症状が改善しません。長引くのが普通です。 ですから、尻腐れは事前に発生を防ぐことが何より大切になります。
発生を防ぐ手立てとしては、先に挙げた3項目に対する対策の他、以下の方法が知られています。
1.育苗時よりカルシウムを十分に与える 2.作物に吸われやすいカルシウムを施用する 3.作物の葉からの蒸散を活発にさせる
トマトなどは、育苗時よりカルシウムを十分に与えると大きくなってから尻腐れを発生しにくくなる事が分かっています。ですから、育苗培土中のカルシウム施用や苗の時点からの予防的葉面散布が有効なようです。
また、畑へのカルシム資材の施用にも一工夫します。 カルシウム資材というと石灰を連想しますが、石灰よりは水に溶けやすい硫酸カルシウム資材を投入したり(ただしこれはpH調整能力はありません)、堆肥を自作している人は、堆肥を作るときにカルシウム資材を混ぜ込むと良いかもしれません。有機物と共に投入されるカルシウムは、植物によく吸収される事が分かってきたからです。
最後に葉からの蒸散です。 主に葉から水分が蒸散する事によって、根から水とともにカルシウムが吸い上げられます。 葉の蒸散が妨げられると、吸い上げも妨げられます。 そこで、栽培作物周囲の湿度を下げる、あるいは、作物の周囲に微風を起こすことによって、葉からの蒸散を促進させます。 が、これは施設栽培で無い限り、実際はなかなか難しいでしょう。
とにかく、トマトの尻腐れは出てしまってからどうするか..ではなく、いかに出さないように工夫するかが必要です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今日は雪が積もったため、家の中の片付け作業。 作業をしていたら、テレホンカードがたくさん出てきた。 今、公衆電話自体があんまり無いんだよねぇ。
画像は出てきたテレホンカードの一部。 懐かしい物や人(失礼か..)ばかり。ニフティサーブのも出てきた。(画像1)
左下のXTENDのカードはオフ会の景品でもらった。 くじで当たった人は、カードじゃなくて本物のこの機械をもらったんだよね、確か。20人位のオフ会だと思ったけど。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 古いパソコンを起動して、フィルムスキャナを動かしてみた。フィルムスキャナを動かすのは何年ぶりだろうか...
ちゃんと動いた。 昔の写真を読み込んでみた。ちゃんと読めた。 フィルムの写真は、デジカメと違ってある意味、味があるなぁ。 (画像2)
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