2010/04/11 (日)
ある本に「野菜に苗の時代はない」とある。
「野菜に」というから、花や果樹には苗の時代があるという事なのかどうかはよく分からない。
野菜に苗の時代が無いというのは、私も本当だと思う。
本で「苗の時代はない」というのが、何を意味していたかというと、育苗が済んで定植するとき、環境の急な変化を避けて、定植直後の苗の生育が一時遅滞する事を避けなければならないとい意味。 横文字を使うと、シームレスな成長を確保しなくてはいけないとか、そんな感じだろうか。
これは良く経験する。 暖かいところから、急に寒い畑に出したとか、育苗期間が長すぎて苗が老化気味となり、定植後の活着が遅れたとか。このような時に、アブラムシが付くことが多い。
確かに育苗とは、明らかに人間の都合によるものであり、作物からとってみれば、育苗なんて期間は関係ない。
しかし、実際問題、種々の関係で育苗と称する期間は必要となる。
私は「苗の時代はない」というのに同意するのは、別の観点からによるものだ。
様々な人の研究により、作物によっては苗のうちに一生涯に必要とする栄養素のかなりの割合を吸ってしまうことがあることが分かってきた。 リン酸やモリブデンなどがその例。
また、そこまで極端ではなくても、苗時代の要素の濃度がそれ以降の成長に大きく影響を与える例も分かってきた。 例えば、トマトにおけるカルシウムの濃度など。
この点からも、私は「苗の時代はない」という考え方を支持したい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今年度から、学校給食向けの野菜のとりまとめを直売所が行うようになったそうだ。
今までは、町内でも学校によってバラバラであった。 直売所へ発注する学校もあれば、個人へ注文する学校、両方併用している学校など、様々だった。 学校が各農家へ注文する方法は、小回りは効くのだが事務処理が大変だ。
そこで、直売所が注文受付窓口となって各農家へ配分する事となったようだ。
実は、以前にも同じような動きがあり、その際の注文受付窓口は農協ではどうかという提案が学校側からあった。 事情を知らない人からみたら、農協が窓口になればうまくいくと思ったのだろう。 確かに、田舎にくると何でもかんでも「まずは農協」であるので、その考えも分からないではない。
しかし、提案した栄養士さんは「農協へ出荷したら、他のところへは個人出荷できない」という大原則を知らなかったようだ。
つまり、今まで学校給食へ出荷している人は、農協へは出荷してない人なのである。(農協へ出荷している人は、原則に反するので学校へ出せない)
農協へ出荷していない人達に対して「農協でとりまとめを..」と提案されても...と困惑だけが広がった。 結局、賛同者は一人も出ず(当たり前だが)その案は流れた。
今回、直売所がとりまとめるによって、直売所の会に入ってない人も加入しなければ学校へ出荷できないことになった。 多少は反発もあるかと予想されたが、この面ではほとんど反発はなかったようだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 引っ越し第一弾ということで、トラックを借りてきた。 車を見たら、パワーゲートが付いていた..ラッキ〜 これで、重いものの上げ下げが楽になる。 もっと大きな車を借りてこれば良いのだけど、引っ越し先の道が狭くて、多分2トン車が限界... 一応、大型運転免許を持っているのだから、久しぶりに大型車かな..とちょっと期待していたのだが。
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