2010/03/18 (木)
自然農という言葉がよく使われている。 これがさっぱり分からない。
そもそも、自然農の「自然」とは何を意味するのだろうか? 人の行為が入らないという事を示す自然という意味なら「農」と矛盾する事になる。農とは人間の行為の一つだからだ。
世の中のありとあらゆるものや出来事の事を自然と言うという考え方もある。 それなら、人間の存在も行為もすべて自然の中の一部という事になる。 それなら、わざわざ自然農と呼んで他の栽培行為と区別する必要はない。
それに自然農には、人が品種改良して作った品種ははたして使えるのか? 突然変異で出てきた品種とか、原種・野生種しか使えないのか?
なんだか分からない事だらけだ。
だれが、どんな野菜をどういう方法で栽培しようと文句を言うつもりはない、法律に違反しない限り。
ただ、あまりにもイメージだけで漠然と語る人が多いのでちょっと、書いてみたかっただけである。
画像は昨日の続き。 肉料理で蓼科牛の煮込み
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