2009/12/19 (土)
まずはこの記事.. http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091218-00000157-jij-pol
コメントを見ると、温暖化と鹿や猪が増える関係が良く分からないというコメント多数。 役人が言うことは信用ならんと言いたいのは分からんでもないが、基本的には以前書いた「都会ボケ」の連中じゃな、みんな。
さて、今日は旅程中でもっともハードな日。 朝4時に島の反対側まで行かねばならぬ。 溶岩ボートに乗るため。
朝四時にパホアの街へ集合、そして五時出港というスケジュール。 なぜこんなに早くから船が出るかというと、薄暗いほうが溶岩が綺麗に見えるし、海の波も穏やかなのだそうだ。
宿出発は午前一時。 公式にはパホアまで二時間半とされているけど、夜中は車を飛ばしてもつかまらないだろうから、できるだけ飛ばす。 結果、約二時間で到着。待ち合わせまで約一時間。
車の中で寝ようと思ったが、パホアは治安の悪い街として有名。 道端で寝込んでいて大丈夫だろうか..と心配になったら寝られなかった。 が、最後のほうになってすぐ横のガソリンスタンドにポリスがいることを見つけた。 ツアー会社と関係あるかどうか分からないけど、これなら、安心して寝れば良かった。
四時きっかりにツアー会社の「あんちゃん」が到着。受付開始。
そして、十台くらいの車を引き連れて船がある港へ...
港に着くと、他の場所で待ち合わせしてやってきた客も入れれば三十人近くの客が。 日本人は8人らしい。
横浜からやってきたという初老の男性と話をした。 「船から溶岩を見るのがもっとも迫力があると聞いて申し込んだが、こんな「あんちゃん風情」の人が「金儲けのためにいっちょやるか」という感じで気軽にやっているツアーだとは知らなかった。知っていたらもっと違うところに申し込んだのに..」とこぼしていた。
確かに、チェックインは早朝の路上。 港近くの駐車場で突っ立って待たされ、ロクにオフィスも構えていなさそうな連中。 波に濡れるのに貸しの合羽なども無い。 なのに一人前に、免責の誓約書にサインだけはさせる。ツアー代だって安くない。
確かにおっちゃんの言いたいことは、私にもよぉく分かる。 が、アメリカってそういう国です。 金が正義なんです。金を儲けることが他のことより正しい国なんです。 と、言いたかったが、さすがにそこまでは言えず「まぁ、ハワイですから時刻通りに集合場所まで迎えに来ただけでも良しとしましょう..」とお茶を濁した(笑)
トレーラーに引っ張られた状態のままのボートに乗船。 客を乗せたまま、ボートランプから海へ進水させようって事か。
ボートランプに着くと、他のボートが海から上がる作業をしていた。 が、なにやら大変手間取っている。 暗闇なので、こちらからは何を手間取っているかよく見えない。 じりじりと時間が過ぎ、スタッフも乗客も少しジレてきたようだ。 What's going on boy? などと野次も飛ぶようになった頃、やっと先のボートが上がってきた。
ようやく、自分達のボートも無事に着水。 が、なかなかエンジンがかからない。 かかったと思ったら、今度はギヤだかクラッチだかがなかなか入らず、エンジンが空回りしているようだ。 確かに、先のおやっさんではないが、少々心配にはなる。
暗闇の海を飛ばすこと30分、前方に赤い光が見え始めた。 溶岩が海へ注ぎ込んでいるポイント「オーシャンエントリー」 もうもうと立ち上る、巨大な灰色の煙。 空気を通じて伝わってくる熱気、ツンと鼻をつく臭い。
スタッフがバケツで海水をくみ上げた。手を入れてみろと言う。 海水が風呂のように暖かい。 これはすごい。 が、こんな海水に浮いている船はエンジンがオーバーヒートしないだろうかと、チト心配にもなった。
溶岩を見終えて、ボートを引き上げたら7時半。 溶岩に飲み込まれた村 カラパナを見学。 その後、ヴォルケーノへ。
ゲートで入場料車一台に付き$10を払い中へ。 まずは、ビジターセンター。 ちょうど、映画が始まるところなのでシアターホールへ入る。 去年見たのと同じ映画のようだ...と思ったら、とたんに寝てしまった。 起きたらもう、館内が明るくなってた。
その後は、溶岩トンネル、チェーンオブクレーターズロード、イキクレーター、ジャガーミュージアムなどを見学。
帰宅途中、反対側車線でパトカーがスピード違反の取締りをやっているのを見つけた。 当然、対向車にパッシングしてお知らせ。
こちらに来てから、二度ほど対向車から派手なパッシングを受けた。 当然、理由は今日と同様。 パッシングして警察の取締りを教えてあげるのは、世界共通のルール??
今日は夕飯を作るのも面倒くさく、帰りにTEXドライブインへ寄って、夕食とマラサダを食べて午後7時少し前に宿に到着。 長い一日が終わった。
画像1 他にも溶岩を見に来ているボートが何隻か 画像2 チェーンオブクレーターズロードの途中の景色。溶岩が流れた跡がよくわかる。 画像3 スリーピングハイビスカス。これでも現在、開花中。
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