2009/12/01 (火)
今の時代は、コンピュータがしゃべっても、音楽を奏でても誰も驚かない。
でも、むかしむかし、まだパソコンがマイコンと呼ばれていた時代、コンピュータがしゃべるという事は驚きだった。
しゃべると言っても、メモリに書き込んである十六進数を単に読み上げてくれるだけだ。 でも、これが実にありがたい。
昨日も書いた通り、この時代のコンピュータは雑誌などに発表されていたプログラムを読者が自身で自分のコンピュータへ打ち込んでいた。 その表現方式がプログラム言語なら、まだ意味がある言葉や数式で書かれているので、コンピュータへの入力は楽だ。
だが、機械語は人間は意味が全然分からない。 ただ単に、16進数の数字の羅列..
C3 AF 08 77 12 B0 0F BB DE 41 A0 95 67 F8...
こんな感じで単に打ち込んでいくだけ。 それも、手で打ち込むにしては大変な量。
もちろん、一文字でも間違っていたら動いてくれない。
打ち込んだプログラムが動かない時、間違いなく打ち込めているかどうか、コンピュータ自身に読み上げさせ、人間がそれを聞いて印刷されたリストと照らし合わせる。いわゆる読み合わせをするのに、大変便利なソフトがこれだった。
そんな訳で、コンピュータが読み上げている様子を例によって動画で...
|