2009/11/02 (月)
直売所の中間決算が発表になっていた。
売り上げは前年より2%増だそうだ。 たった2%と見るか、この時期に2%でも増やせただけ立派と見るか。
速報で9月は前年比+18%だというが、これは前年9月は主力商品のプルーンの収量が大幅に少なかった為、平年並みの作柄の今年、売り上げが元に戻ったとみるべきだろう。
9月一ヶ月だけで、上半期六ヶ月分の半分の売り上げがある。 秋の果物がいかに他の農産物より単価が高いか、よく分かる。
お盆は忙しいとはいっても、売れているのは単価の安い物ばかりで実は、あまり利益が上がっていないのだ。
しかし、野菜や花の品揃えが充実していないと、お客さんが来てくれないというのも事実である。 肝心なお客さんが来てくれなければ、いくら良い果物を並べていても無意味だ。
あと、これはまだ数字に現れていないが、最終的に今年のキノコの不作が大きく響いてくると予想される。 何せ、稼ぎ頭のマツタケが今年は全くの不作!
マツタケが1本売れれば、その売り上げはキャベツの何十個分にもなる。 それが、イチゴのパック1つ程のスペースだけで売り上がってしまうのだから、これは大きい。
春に書いた通り、町の補助が打ち切られた今年、直売所は赤字必至。
売り上げを上げる方策はわたし的にはいくつもあるのだが、どうもそれができる雰囲気では無い。 能力のある人は、自分で売り方を見つけているので、直売所でわざわざ必死になって売る事はない、おつきあいで出している。
そうで無い人は、元々そこまで一生懸命にやる事はないと考えている人達ばかり。
そういった構図だ。 組織的には非常に沈滞している。明るさが全く無い。もちろん数字も問題だけど、当面はこちらの方が大きな問題だと私は思っている。 確かに見通しは厳しいが、明るさだけは持っていないと僅かに差し込んでいる光さえも見えなくなってしまうよ。
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行きつけのカフェにお茶を飲みに行く。 連休の谷間という事もあり、客は私たちだけ。
このカフェ、あんまり宣伝したくないという事で、目立たないようにメインの道路にそっぽ向いて立っている。 看板も店名を記したごく小さなものがあるだけで、何屋か分からない。
看板の端っこにテプラの小さな文字で「コーヒー」とだけある。 車じゃ絶対に通りすがりには読めない。
とはいえ、オーナーは別に偏屈な人でもなんでもなく、元気の良い女性である。 これらの仕組みは、観光客はあまりアテにせずに地元の人相手に商売をしていきたいという姿勢の現れだそうだ。
そのおかげか、この不況の年でもほとんど売り上げは減ってないそうだ。 小さなお店は、もちろん商品も大切だけど、運営している人の人柄に惹かれてお客がやってくるといった面も大きい。
そういう意味でも、直売所ももっと明るくなくちゃイケナイと思うのだ。
画像1 カフェ外観 画像2 入り口はこの小さなプレートのみ。 画像3 店の前の道路はこんな感じ
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