ある日の出荷
2009/09/21 (月)

朝、レタス出荷。
今日は冷え込んだぞ〜 星がものすごく綺麗だ。
時間があれば寝っ転がって空をながめ、流れ星を探したい気分。

最近、見てないな流れ星。

東の空が白々となってくる頃が一番寒い。
気温は4℃位。手がかじかむ。

今日は学校給食が無いので、比較的ゆっくりできる出荷作業。
一番忙しいのは、平日で学校給食の配達があって、レストランのシェフが来る日。もちろん、直売所も営業日。
でもって、スーパー向けレタスの出荷数量も多い。

そんな日は気合いを入れて午前二時過ぎには畑に。

六時のニュースが始まると朝食。
畑で弁当。

その後はもう、てんやわんやの大騒ぎ。

「今日、給食は何キロだっけ?」
「レタス 5,3,7 キャベツ 1,12,4.5、タマネギ 10,8,2」
と妻が答える。
レタスは5キロ、3キロ、7キロ キャベツは1キロ 12キロ、4.5キロ、タマネギは10キロ、8キロ、2キロの注文があるという事。

「直売所はどうする? 今日は少なめでレタス70、キャベツ40位? ブロは今日はたくさんありそう、赤キャベツはどうだっけ?」

...ラジオ体操が始まる

「あ〜 もう6時半、給食用のレタスを計らなくちゃ、直売所向けの包装も..」

スーパー向けのレタスは、まだあと20ケースほど収穫しなくてはならない。

ラジオから7時のニュース

「とりあえず、レタスはここまでで、キャベツとらなくちゃ。直売所は40でいいよね? 赤キャベツはどうかな」
「私、ブロ(ブロッコリ)見てくるね」
「ブロ獲ったら、サニーとリーフ切って! 俺、トウモロコシとってくるから」

7時40分..

遠くから車の音。
「あ〜 シェフ来たよ〜 今日はいつもより早いよ〜」
「まだ、サニーとって無いっ!」
「おい、そろそろ学校に配達に行かなきゃ、時間に間に合わないぞ!」

とまぁ、こんな感じで実に慌ただしい。
タマネギだけは、前日に計量しておくのだけどその他の野菜は全部朝の作業。

しかも給食は8時半までに搬入、直売所は9時までに搬入という事になっているので(時々遅れるけど)時刻を気にしながらの作業。

これで、雨降りの日ならもう大変。
だけど、雨が降っていると良い事もある。
天気の良い日だと、レタスを切ったまま置いておくとすぐに萎びてしまう。
だから、すぐにコンテナなりに詰めてシートをかけるなり、集荷場へ持って行くなり速やかに処理しなくてはならない。

でも、雨の日はそれを気にしなくて良いので、その分、作業には余裕が生まれる。
でも、基本的に雨中の出荷作業はイヤだ。

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連休中、直売所は相変わらずものすごい売れ行き。
やはり県外からのお客さんが多いそうだ。

朝、開店直後は外に待っていたお客さんがどっと流れ込んでくる。
二台しか無いレジにはたちまち行列。
スタッフは対応におおわらわ。

売り棚の品物が、どんどん無くなっていくのだけど品出しをしている暇が無い。
そんな訳で、開店から20分くらいは売り場で品出しを手伝った。
とにかく、朝はどんどん売れるので棚を空にしてしまって売れる機会をみすみす見逃すのはもったいないのだ。

夕方、売れ残り確認の為に再び直売所。
棚はガラ〜ン。

「あたし、今日は謝るのに疲れちゃった..」とスタッフ。
あれだけあった品物はお昼過ぎにはあらかた売れてしまい、午後はお客さんが来ても売る品物が無いという状況だったらしい。

「追加で持ってきてもらおうと、電話しても出ないし..」
そりゃ、そうだ、こんな天気の良い日に家に電話をしたって、誰もいない、みんな畑に出ているから。

それにしても、先を争うように野菜や果物を買っていくお客さんを見ると、あの人がいつも利用しているお店は野菜をいくらで売っているんだろ? とそう、思わずにはいられない。

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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