2009/07/09 (木)
先日、ここで書いた一言がさる方に猛烈に反論されています。 反論されたご本人も、基本的にはその一言が軽口であると認識されておられるようですが、ご認識の通り、軽口です。他意はありません。
隣の芝生はまだ青くないけど、だいぶ芽吹いてきていると思いますよ。 実際の現場は様々に大変でしょうが、頑張って頂きたいものです。
実は、この方のブログで批判を頂くのはこれで二回目。
一回目はこの日記のURLまで示されて批判されておられたのだけど、こちらの都合で何ら応答が出来ず、心苦しく思っておりました。 批判といっても、悪意を持った誹謗中傷のたぐいではなく、多分、純粋に物事お考えになりたい、そのための論議なんだろな..と感じつつも、返事ができませんでした。
どちらも、ちゃんと読んでおります。この場でご連絡致します。
さて、連絡事項はここまで 以下は本日の日記です。
レタスの相場が安い..と書いたのだけど、さて実際、オマエのところはどんだけ影響があるんだ? と思う人もいるでしょう。
実のところ、私のトコはさほど大した影響無いんです。当座のところは。
売り上げの何割かは地元の直販で成り立っちゃてますし(実にありがたい! 言葉通り地域に支えられています)それ以外も価格が決まった先への出荷なので。
価格が決まった出荷先も、相場が安くても注文数量を減らしてくる事なくコンスタントに注文を下さるので実にありがたい。
ただ、長期的には安値が続けば価格引き下げを求められる可能性はあるわけで、手放しで安心はしていられませんけどね。 安値も無いけど、高値も指をくわえて見ているだけなので「俺は、そんなのは性に合わない」という人もいますが。
で、まぁ、こういった状況が続くと「安くてやってられない」と皆がボヤくわけです。
そうすると、よく.. 「売る努力をしてんのかよ? ただ漫然と作っているだけだろ?」 という声が出てくる訳です。
まぁ、もっともな面もあるんですが、あまりにも反射神経的な部分も多分にある気がしてならないのですよ。
米を作ったって儲からね〜...もっと安く作れ、高く売れるように努力しろよ..
もちろん、必要以上に甘やかす必要はありませんし、生産者の努力は必要ですが、世の中の人が普遍的に食べるものを生産している人が「やっていけない」と言っているのに「努力が足りんからだ」と一言でバッサリ斬って捨てるのも、どうかと思うのです。
みんながみんな高級ブランド米を食べる訳じゃないし、普通の安い米があってこその高級ブランド米ですからね。
特にこの手の言葉を純粋な消費者が言った場合、生産者が高く売る=自分達の買う値段が高くなる という事まで十分に理解して言っているかどうか疑わしく感じられる場合があるのです。
自分の身の上にある事として、完全にとらえていない状態です。
もちろん、中には「本当に良いものなら喜んで買うよ」と言う人もいるのでしょうけどね。
競争の連続で世の中の許容度が随分と低下していると、誰もが薄々と感じている昨今 「そろそろバランスを見直そうや」という見方が大きくなってきてもいいと思うのですが。
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