防除に追われる...
2009/06/29 (月)

今日の出荷は少量。久しぶりに朝、ゆっくり寝ていられる..といっても五時には起きたけど...

出荷作業終了のあとは、防除作業。
週間天気予報は雨マーク。
こうなると、また俄然、防除(いわゆる消毒)が忙しい。

春先、出荷までに1回か2回程度で済んでいた防除が3回になり4回になり5回に..
この時期は6回位..

これは、撒いた回数を言うので、本来の1薬剤を1カウントという数え方をすればもっと増える。

よくテレビやネットなどで話題になる「キャベツは出荷までに30回も防除している」何て話は、この数え方。
三十回って言ったって30回畑に行って防除作業している訳ではない。
これだと、キャベツは定植から収穫まで70日程度だからだいたい一日おきに防除している計算になるわけで、いくらなんでもそんなバカな事はないだろう..と分かりそうなものだけど、分からない人も結構いるらしい。

一度の散布で何種類かの薬を混ぜて撒くからこういう事になるわけ。

農薬を数種類混ぜて散布することは、混用と言って普通に行われていることだ。
殺菌剤と殺虫剤を混ぜて一度に散布するのは、ごく普通に行われているし、同じ殺菌剤でもカビ由来の病気に効く薬と、細菌由来の病気に効く薬では種類が違う。

害虫でも、青虫にしか効かない薬をいい気になってそれだけ撒いていたら、知らないうちにアブラムシだらけになっていた..なんて事もあるから、たまにはアブラムシに効く薬も混ぜる..なんて事もある訳で。

こう、防除に追われると、心底「何で雨に弱い作物をこんな時期に作らなくちゃいけないんだ」と思う訳で..
まぁ、継続安定出荷がお客さんの要望だからね。

午後はレタスの定植と網の手入れ..って言うと漁師さんみたいだ。
この網は、もちろん鹿よけの網。
新たに張ったり、たるんだ部分を直したり。

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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