2009/04/15 (水)
雨上がり。 朝から、日が射して良い気分。
土はしっかり湿っている...かと思いきや、マルチの下はまだ乾き塩梅である。 まだ降り足りないようだ。それとも、よほど乾いていたのかもしれない。 マルチに植え穴をあけておいても、まだ土が十分に湿ってないのだ。
しかし、それでもすでに植えてあるレタス達にとっては十分だったようで、一気に生き生きとしてきた。 全く現金なやつらだ。
午前中はビニールハウスの中で果菜類の苗の鉢上げ。 午後は、まだ少し土が重いがマルチ張り。 夕方、キャベツの定植を行った。 キャベツは、まだ霜が降るので不織布でトンネルがけ。 これが結構、面倒くさい。
しかし、昨今は農産物の価格は上がらない、資材の価格は上がるということで、トンネルだのべたがけだの無理に資材を使って早めに収穫なんて事は全く割に合わなくなってきた。 正直、もう全面マルチなんてのも止めようや..と思うのだが、流通も消費者も本人達は知らないだろうが、全面マルチ栽培が前提で、野菜が流れてくる事を大前提としている。
夕方、近所の農家の人に会った。途方に暮れていた。 今年、新しく借りた畑の土壌分析をしてもらって、施肥設計してもらったら、リンサン不足につき、10aあたり800kgの重焼燐を投入せよ..との結果が出たとか。
重焼燐800kgと言えば、40袋。 今、重焼燐は1袋3800円位なので、重焼燐だけで15万円以上かかる事になる。
もちろん、それ以外の肥料代はかかるし、マルチ代、苗代、農薬代...その畑について言えば、完全に赤字。
今まで、その農地は荒れていた。 人の土地なので、いつ返さなくてはいけなくなるか分からない。 そこまで金をかけて、再生させる必要があるのだろうか...と悩んでいるわけだ。
農業委員会で地代の基準と言うものが出ているが、それにはこういった土の性質は一切、考慮されていない。 こういうのを見ると、考えに含んでもいいんじゃなかろうか?
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