2009/04/08 (水)
今日は圃場1のマルチ張り。
普通、全面マルチはトラクターにマルチャーという機械を付けたものでマルチを張る。
が、それは500万円(今はもっと値上がっているかも?)位するので、ウチのような小さな農家は買えない。 中古という手もあるけど、この機械、結構複雑なものなので、よく見て買わないと変なものをつかまされる恐れも大きい。
結局、ウチでは管理機にマルチャーをつけたタイプの機械でマルチを張るのだけど、これだとトラクター式に比べてスピードは遅い。 あと、マルチが飛ばないように所々にかける土は、スコップでかける。(トラクタでは自動でかけてくれる)
よって、管理機でやると身体への負担が大きい。
だが、現状、ウチではこの管理機で作業時間的には間に合っているので管理機を使っている。 トラクタにして、マルチを張る作業だけ効率化して作付け面積を増やしても、今度は収穫作業が間に合わない。防除が間に合わない..となるわけで、新しい防除機械が必要、耕すのに大きなトラクタが必要、収穫に人手が必要となるわけで。
今から大きな設備を揃えたって採算が合うほど、農業は易しくない。 50haとか、すごく大きくすれば採算は合うかもしれないけど。
しかし、こういった式の身体に負担をかける農業は、年をとるとできない農業である。 管理機で全面マルチをかけると、ウチの場合一日で20aちょっとが限界。 もっとも、これは畑の大きさによるところが大きいけど。
何はともあれ、今日は約12aの面積のマルチを張った。 そして、後は明日の定植作業に向けてマルチの植え穴あけ。
これで、本日の作業終了。
画像は全面マルチの様子。 マルチの上に点々と乗せてある土。 これは全部スコップでかける。 いったい、何カ所あるのやら!
と言っていてもしょうがないので、ざっと計算してみた... 10aの畑に全面マルチをかけるとして、土を乗せる間隔を50cmとする。 10aだと約1000mマルチを使う。
土は、50cmごとに三ヶ所(マルチの右端、左端、中央)に乗せるので..
1000×2×3=6000カ所
10aの畑にマルチを張るときは、6000回スコップで土をすくってかける勘定になる。 ウチは2ha位マルチを張るので、合計12万回。 改めて計算すると、目が回りそう...
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