2008/12/27 (土)
今日、スキー場でドクターヘリの出動第一号。 搬送者は、無謀な滑走で怪我をしたスキーヤーやスノボーダーではなく、従業員。 朝、除雪作業中に突然、体が動かなくなった。脳内出血らしい。
今日も寒さが厳しい一日だった。 最高気温は氷点下3℃程。 風もあり、体感温度はもっと低い。 高血圧の人には、地獄のような環境だ。 自分も体調管理には、十分留意せねば。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 昨日の話の続き... 「人を人とも思わない、必要が無くなれば使い捨ての機械のように切って捨てる..そんな派遣切りは許さん!」 と、まぁ、こんなセリフをよく聞くわけだが、確かに最もである。 しかし、ちょっと立ち止まって考えてみて欲しい。
例えばあなたが今日食べたお米。 お米は自然に生えて、採り頃に自然に穂から外れて、自然に精米されて、自然にあなたの家にやってくる訳ではない。 どれも人の手がかかわっている。 もちろん、工業製品だってしかり、ティッシュペーパー一枚たりとて、勝手に出来上がって、勝手にあなたの家にやってくる事は絶対にない。
ご飯だって、ティシュペーパーだってその影にはたくさんの人の関わりがある。 もちろん、そんな事は誰でも知っているだろうが、はたして、それらの品物を手に取った時に、その人達にきちんと思いをはせた事があるだろうか?
いや、大事に使えとか恭しく食べろと言うのではない。品物の背景に思いをはせろ、想像を張り巡らせろと言いたいのだ。 「俺がカネを出して買ったのだから、その品物をどうしようと俺の勝手だ」
確かにそうだ。
しかし、資本主義では労働力も商品である。 だから上の文の「品物」の文字を「労働力」に置き換えても理屈は成り立つ。
品物をあくまでも、物質とだけとらえている限りは、人の使い捨ては終わらないよ。
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