理想か現実か.. 冬ごもり ハウスのシチュー
2008/11/30 (日)

原油の価格が下がったら、とたんに省エネルギーだのコンビニの24時間営業をどうだのという話を聞かなくなった気がする。

さて、地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素。
(いや、それ以前に本当に地球は温暖化しているのか?とか、原因は二酸化炭素か?という疑問もあるようだけど、それはちょっと置いておく)

温暖化を食い止めるための論議でしばしば対立するのが、理想論者と現実論者。
徹底的にああすべきだ、こうすべきだという理想論者に対して現実論者は、現実問題、そんな事ができるわけない、世の中が混乱する。現実的にできることから行うべきだ.. と反論。

こういう議論を見ていると実に歯がゆい、じれったい。

説によって数字に幅はあるし、精度にも大いに疑問はあるけど、いくつかの計算で二酸化炭素の濃度をいくらにしなければ、何年後には気温が何度上がりますよ..という計算結果は出ている。
なぜ、折角このような数字があるのにここから追った論議をしないのか?

この問題をもっと身近に置き換えて考えてみよう。
ある会社で、今年は100億円の売上げをしなくてはならないという予算を組んだとしよう。
普通は、全体の予算を組んだらその予算をブレークダウンして、あの部署は20億円、こっちの部署は15億円、そっちは..と細分化した予算を組むはずである。
できるできないは関係無い。やるしか無いのである。
一々、一人一人の「残業が増えるからいやだ」 だの 「もう需要が増えないから難しい」なんていう言い訳を聞いていたら予算は達成できない。
あるのは、どうしたらできるのかを考える事だけである。

二酸化炭素の削減についても、要は同じ事。
大まかであって、精度にも問題はあるが、数字はそれしか無いのだから仕方がない、その数字を守るにはどうしたら良いか? ただそれを考えて実行するだけである。
そのためには、国の非常に力強いリーダーシップが必要だが、今現在、それがあるとはとても言い難い。

こんなのでは、とうてい当面の目標である6%削減も無理である。
一体、本気で減らす気があるのだろうか?

さて、最初に理想論者と現実論者と書いたが、現実論者は本当に現実的だろうか?
私に言わせば、否である。
彼らは単に、人間の都合ベースで「そこまでやるには大変だから、このあたりまでにしておこうよ」と言っているだけに過ぎない。
真の現実論者なら、実際に減らさなければならない数字を元にして、ここまでは是が非でも対策をしなくてはならない、そこまではやる必要が無い..といったような言い方をするだろう。

前にも書いたけど、私は自然は無数の微少な物理現象、化学現象、電気・磁気現象の集合体が互いに作用しあってもたらされた結果だと思っている。
全てが科学的に説明が付く(人間が解明できてない部分もあるかもしれない)膨大な数の事象が複雑に作用しあった、その結果が自然と呼ばれるものであって、そこには神の意志や人間の願いや気持ちなどというものは介在する余地は無いと思っている。

もし、自然に対して人間の願いや祈り、気持ちが働きかけることができる余地があるなら百姓は楽である。
お供え物をしてお祈りしておけば、虫も病気もやってこないのだから。

今、まさか、豊作祈願のお祭りをすれば農作がもたらされるとか、虫追い祭りをすれば害虫が少なくて済むなどと、本気で考えている人はいないだろう。

でも、それを本気で考えている人達が、先の現実論者なのだ。

行きすぎた対策は経済がダメージを受けるから、世界が混乱するから..だからできる対策から始めよう..現実論者のよく言うこれらは全て、人間側の都合で、人間の願いである。

そんな人間の都合は自然環境の変化には何ら関係無い。
唯一、関係があるのが「どれだけ大気中の二酸化炭素を減らしたか」というただ一点だけ。
本来の現実論者なら、どこまで減らさなければどのようになるかという予測から逆算し、その削減量を達成するためには**を止めなければならないというのがスジではないかと思うのだ。

先日、インターネットでお菓子メーカーと同じ名前の経済評論家?(学者?)が二酸化炭素削減について余りにも白けた事を言っているのに触発されて書いてみた次第。
あの評論家、経済が専門なのに何でこんな事を書いているんだろ....そいや、TVのバラエティ番組でも時々見かけるな。

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今日の作業で畑はすっかり冬の準備が整った。
まだ処理できていなかった大豆を処理。
思ったより収量が無い...

トラクターは、今年はラジエターの水を抜く。
不凍液だから抜かなくても大丈夫なんだけど、来年は交換するために。
不凍液って赤いのと緑色のものがあるけど、どう違うんだろ? 調べてもどこにも出てないが..

で、最後にハウスのシチューではなく...ハウスに支柱。
雪の重みでビニールハウスがつぶれないようにするため、支柱を入れる。
これをやらないと、かなりの割合でハウスをつぶす。

農機具小屋も支柱を入れるのだが、こちらは入れる場所を工夫したため通年そのまま。

で、最後に小屋の戸を閉めて冬ごもりの準備完了。

画像1はハワイ島の景色。
昨年泊まった宿のラナイ(ベランダ)からの風景。
今年は、その近くまでは行かない..と思うが、何も決まった予定は無いので、気分次第

画像2も昨年の画像
スムージーを注文したら間違って出てきちゃったラップ。
すんごい具だくさん。

画像3も昨年の画像
ハレマウマウ火口の展望台から火口を見る。
今年の春、この展望台の直下で噴火があり、この展望台は吹き飛んだ。ここは今、立ち入り禁止。

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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