実体配線図
2008/10/25 (土)

朝、直売所へ出荷。
それと、今日は白菜も50ケースほど出荷する。

午後はレストラン向けの野菜をとる。
今日は配達の日。

夜は、オーバーホールするアンプの実体配線図を書く。
実体配線図からやり直すと言う事は、中身の部品の配置を変えると言う事(配置が変えられないトランスや真空管類は除いて)

というのは、このアンプを作った当時は、まだ配線技術が未熟であったので、部品の配置や配線の取り回しが良くなかったのだ。

電気の回路図というのは、多分、誰でも一度くらいは見たことがあるんじゃないかと思う(内容がつかめるかどうかは別として)
回路図は、部品がどのように接続されているかを示す図面だけど、実体配線図は実物のケースにそれを落とし込んで、どこにどのように部品を配してどのように接続するかを示した図だ。

部品の配置や配線の引き回しというのは、とても大切で、例えば、この部品とこの部品は干渉し合う(電気磁気的に、物理的大きさが、熱的になど)ので離して配置しなくてはいけないとか、この配線とこの配線は平行に沿わせてはいけないとか、そういう諸条件を考えながら部品の配置や引き回しを考えていく。

回路図は、あくまでも電気的な接続を表したものなので、これらの情報は一切、含まれていない。
回路図だけでは、モノは作れないのである。

実際に、回路図だけでモノを作り、部品の配置や配線の引き回しをおろそかにすると、とんでもない事になる場合がある。

雑音が出る、ハム(電灯線から拾うブーンという音)音が出る、時々誤動作する、落雷に弱くなる、静電気で動作がおかしくなるなど。
また、熱に弱い部品を熱を発する部品の近くに配置することも厳禁。

今回は、もうトランスなどの大きな部品の配置は動かせないけど、そういったものの配置もしっかり検討しないと、重量部品だけに、完成品の重心がやけに片寄って倒れやすくなるとか、そういった心配もある。

あと、これは多分、真空管を使ったセットだけの問題だと思うけど、真空管ソケットの向きを考えなくてはならないという点もある。
アンプを正面から見た時、差してある真空管がもっとも格好良く見える角度になるようにする訳である。
これは、あくまでも見た目の問題なのでそこまでこだわる人もいるという話。

実体配線図が出来上がると、回路図に出てこないラグ板の数なども出てくる。
ここまでやってこれで、やっと部品を買いに行くことができる訳だ。

画像1:ただいま、オーバーホール中のアンプの回路図。今までは、まさにこの通り作ってあったけど、今回、オーバーホールを機に少しアレンジする予定。

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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