2008/10/10 (金)
12AX7+12BH7+801A(VT62)+CK1006アンプ まずは、今、製作中のアンプの話。
昨日も少し書いたけど、やはり整流管を変更しなくてはいけないようだ。 前にも書いたように、この整流管CK1006はスペックがよく分からない。 だから実験を重ねてきた訳だけど、わたしなりの結論として今回のアンプでは、この整流管では能力不足という結論に至った。 そこで、整流管を他のものにしなくてはならない。
見た目的に、光る整流管を使用する という点は外せないので、CK1006と同様に放電整流管である866、836、816にターゲットを絞る。 これら三種類の整流管は水銀整流管で、動作時に青く光るはず。
866はすでに手元に何本かあるけど、デカい。 これはCK1006と違って二本必要。これがシャーシの上に二本立っていたら出力管より目立ってしまう。 これではどうにもデザイン的にアンバランスだ。
836は、今のところ仕様がよく分からない。 データシートも簡単なものしか見つからないし、入手性も悪そう。 真空管の通販サイトやオークションを当たっても、どこにも見つからない。
残る816はRCAより詳細なスペックが発表されている。 これを見る限り、今回のアンプでも能力的には十分。 サイズも手頃だ。 入手性は866ほど良くはないが、全然売ってない訳でもない。 ということで、今後はこの816に絞って検討する事に。
何はともあれ、まずはモノを手に入れなくてはならない。 アメリカの業者だと$25程度で売っている。 色々調べたら、国産品を個人販売している人がいたので譲ってくれないか、今、コンタクトをとっている。
ただ、問題が一点。 電源トランスをCK1006に合わせて注文してしまったので、ヒーターが問題になる。 これは補助トランスを使わざるを得ないだろう。
CK1006の派手な光り方は、やはり魅力があるのでこれはこれで次のアンプで何か生かしてやろうと、早くも次を企画中。 だいたい、方向は定まった。次のアンプの主役は、このCK1006である。
真空管は、ごく一部の機種を除いて、もう生産していないので、いつでも店に置いてある訳ではない。 ちょくちょくのぞいてみて、尋ねてみて在ったときに買って持っておくしかないのだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− グルジアの人からメール。 「***を@$11で売るけど、買わないか?」 値段だけ見ると、安いなぁ。
あちらの人は、待ったくもって積極的である。 オークションなどで一度、つながりを持つと、後で個人的に接触して来る人が少なくない。 これは別の人の話だけど.. 「我々は、日本への本格的な進出を考えている。あなたさえ良ければ我々の手伝いをしてくれないか?」みたいな誘いのメールもあった。 (もっとも、これはかつて接触した事のある日本人、全員に出しているのかもしれないが..) 面白そうだが、そんな暇は無いし、長野の山の中で何が出来るわけでも無いので、お断り申し上げたが。
ヤフオクを通じてつながりを持った人で、後から連絡を入れてきた人は一人もいない。 国民性の違いかなぁ..
画像1;各種整流管と出力管801A 左より... 5AR4(比較の為に並べた)、CK1006、801A、866
画像2:整流管866のクローズアップ。根元の部分に付着したキラキラしたものや、管面にへばりついている汚れのようなものは水銀。
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