CK1006+12AX7+12BH7A+801A(VT62)
2008/10/01 (水)

朝、出荷。今日も雨..もういらんわい! って叫びたい。

何か、どっと疲れた..出荷から帰ってきたら寝た。

冬の間に作る予定のオーディオアンプは、大物部品の注文が終わった。
真空管は手元にあるものを使う。
今日の日記のタイトルの数字とアルファベットの羅列は使用する真空管の型式を羅列したもの。

初段に12AX7Aというタマ。
これは大変ポピュラー。高校生の頃から持っているストックが手元にわんさかとあるので、これを使う。
出力管のドライブには、12BH7A。
もともとテレビ用の真空管。これも高校生の時からの手持ちがいっぱいあるので、これを使う。
出力管は801A(VT62)
直熱式三極管で、トリエーティッドタングステンフィラメント(長い..トリタンとよく略される)を使用した真空管。
トリタンの特徴はオレンジ色に明るく光り輝く事。だから見栄えがする。
その代わり電気も喰う。この出力管2本のヒーターだけで約27Wの電力を消費する。つまり30Wの電球が点いていると思えば良いのだ。

整流管は先日来、日記に出てきている、CK1006。
先日の画像にもある通り、これは動作時に紫色に光るので、この色と801Aのヒーターのオレンジ色の対比が綺麗になるのではないかと思って、この整流管を選んだ。

実は、この整流管では耐逆電圧が少し足りない。
この整流管の耐逆電圧は最大で1600Vである。
計算だと、動作時には1600Vで足りているけど、電源投入直後、各真空管が暖まるまではこれをかなりオーバーする。

どうしたものか..と考えた。
見栄えからCK1006を選んだので、他の整流管を使う選択肢は考えない。

そうすると、他に方法は、各真空管が暖まるまで(1)B電圧の印加を遅らせるか、(2)ダミーロードに電流を流しておくようにするか位しか無なさそうだ。

しかし、いずれの方法も高電圧を切り換えるリレーが必要(入手しにくい)だし、(1)の場合は、B電源印加時にスピーカーから盛大にポップ音が出るので、出力トランスの二次側にもリレーを入れて、スピーカーを保護する必要も出てくる。回路が複雑になる。

で、結局、選んだもっとも安直な方法は、整流管の出力側に耐圧の高いダイオードを入れてしまうというもの。
逆電圧のほとんどを、このダイオードで受け持ってもらおう。
それにCK1006は実績に乏しい真空管なので(アマチュアレベルでは)、いつ何時、どういったトラブルがあるか分からない。
ダイオードを入れておくというのは、そういったトラブルに備えるという意味もある。

だったら、整流管など使わず、最初からダイオードで整流すれば良いではないか! と怒られそうだけど、まぁ、それはそれで..趣味で作るものだから...

画像1:出力管801A

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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