作物の病気と土壌
2008/08/31 (日)

お〜 昨日のチャラけたようなタイトルと違って、今日のタイトルはいかにも農園日記らしい!

今日、やっと雨がやんだ。
出荷作業を終えてから、今日は全面防除。
全く、こんな天気だと農薬が要ってかなわない。

今、収穫している畑はだいぶ病気が出てしまっている。
この畑の次の畑ではほとんど病気が出ていない。
同じ播種日、定植日、同じ品種のレタスがこの二枚に畑にまたがって植えられているのだが、片方は病気が多く、もう片方はほとんど無い。
もちろん、同じ口なので防除も全く同じ。同じ薬を同じ日に散布している。

今収穫している畑は、生育初期からいかにも「私達、ちょっと調子が悪いんですぅ」みたいな生育だった。
だから病気になりやすいだろうと思って、重点的に防除していたのだけど、やはり..である。

こういうのを目の当たりにすると、やはり土作りはとても重要だというのを改めて実感する。
出来の良い方の畑は、以前は田んぼ。
悪い方の畑は、野沢菜畑。

野沢菜畑の地主さんの方は、ぶっちゃけ、どうみても土作りだのそういった事を真面目にやる人のようには見えない。
借りた最初の年は、この畑は惨憺たる出来であった。
かなり土が傷んでいるように感じた。

以前に比べたらだいぶマシになってきてはいるけど、やはりまだ十分ではなく、こういったイザという時にやはりボロが出てきてしまうようだ。

もちろん、土壌分析もやって数字的にはそれなりに把握しているつもりだが、何がどう効いてこの出来の差につながっているのかは、残念ながらよく分からない。
従って、対策も試行錯誤の域を出ていないというのが現状。

しかし、ここ2,3年、条件の悪い色々な畑を経験させてもらって(本当はそんな事したくないのだけど)、「こうしたら良いのでは?」と、おぼろげながら方向性は分かってきたような感じはある。

ちなみに、土壌分析をしたときに、もちろんその分析業者は結果から色々アドバイスしてくれる。
でもこれが全然アテにならないのである。
業者:「来年から石灰を増やして、最低、反当100キロは入れてください」
私:「すでにここ2,3年、毎年、反あたり200キロ入れてますが何か?」
ってな具合である。

所詮、業者はヒトゴトである。

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先日、NHKラジオの電話子供科学相談で聞いた「へぇ〜」と思った話。

セミは卵から成虫になるのに6年かかる。
しかし、アロエで幼虫を育てると成虫になる期間が大幅に短縮されるとの事。
条件が良いと、半分位の期間になるらしい。
なぜそうなるかは、まだよく分かっていない(ていうか、誰もそんな事を調べないってのがホントの事だと思う)らしい。

クモモさんあたり、調べてくれないかなぁ..(笑)

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画像は、先日のライスビーフ試食会。
画像1:ライスビーフ..って見た目は普通の牛肉ですが。
画像2:試食会の後は、ライスビーフを使った料理の食事会。左端のタルタルがライスビーフです。
画像3:食事会のデザート トマトのシャーベット。ウチのトマトともう一軒、別の農家のトマトをブレンドして作ってあるそうです。

食事会のメニューは次の通り

(先付 八寸)
ライスビーフのタルタルステーキ ユッケ風
梅肉プリン
地元野菜のテリーヌ
ハーブチキンのサラダ仕立て

(吸い物)
ライスビーフのコンソメスープ

(おつくり)
ライスビーフの手毬寿司

(揚げ物)
ライスビーフ挽肉と茄子のはさみあげ
地元産大豆で作った揚げだし豆腐

(魚料理)
コーンのリゾット キャベツで包んだ海老のクネルと共に

(肉料理)
ライスビーフのステーキ 野菜の丸ごとロースト添え
信州本わさびと紀州南高梅を添えて

(ご飯物)
ライスビーフの炊き込みご飯

(デザート)
地元産トマトのシャーベット

ちなみに、ライスビーフはある特定のブランド牛では
、すでに市場に出回っているとの事。
しかし、現状ではまだ「ライスビーフ」の規定をはっきり決めていないので、一般品と区別せず流通させているそうです。
ひょっとしたら、しらないうちに口にしているかも?

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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