2008/05/29 (木)
サマータイムについて
ずっと以前から、世間ではサマータイムという制度が取りざたされている。 夏は日の出が早くなるから、夏の一定期間だけ全国的に一斉に時間を1時間ほど進めようという仕組みだ。
例えば、今、朝9時を始業時刻としている会社は、1時間進めて、サマータイム実施後は、実施前の8時を始業時刻としようということだ。 時刻表示は、1時間ずらすので9時のままである。時計と、太陽の位置関係が変わる訳だ。 もちろん、終業時刻も1時間早まる。
よく言われるメリットとして、朝の涼しいうちに仕事を進めてしまうから、能率が上がるし、冷房代の節約にもなると言われているが...
ハテ?? これはよくわからない意見である。 確かに、企業の範囲内だけでは冷房代は減るかもしれない。 1時間早く仕事を終えて、家に帰った人はその分、早く自宅の冷房をつけるだろう。 だから、全体として冷房についてのエネルギーの節約にはならないんじゃないだろうか? 全体としてかかる冷房代の割合が、企業から一般家庭にシフトするだけではないのか? 大きなビルで大きな冷房装置で集中的に冷房するのと、各家庭が小さな冷房装置で分散的に冷房するのとでは、トータルとしてどっちがエネルギーが必要なのだろうか、それはわからない。
しかし、思うのはこれらの意見を聞いている限り、サマータイム要望については、企業本位に立ちすぎた意見が多い。 終業時刻も1時間早まるわけだから、定時になっても多分、まだ外は明るいだろう。 すると、ダラダラと続けるサービス残業が増えるだろう。 有給休暇すらも消化しきれない、日本の風土ではこうなることは想像に容易い。 (まさか、それを期待しているとは口が裂けても言わないだろうが..そもそも有給休暇を「消化」と言う事自体が問題だ)
早く、仕事が終わるともなれば、仕事帰りにチョイト一杯..なんてことが増えることを期待している外食産業もあるかもしれない。
なにはともあれ、税制にしても昨今の物事の物事の決め方を見ていると、論議の仕方がおかしい。 キヤノンの会長などは、立場をわきまえず余計な発言が目立つ。「すっこんでろ、オヤヂ!」と言いたくなる。 (某団体の会長継続になったとかで困ったものです)
さて、ひるがえって農家の目から見たサマータイム。 これも実に困るのだ。 一番困るのは、出荷作業。 たとえば、正午までに集荷場へ出荷物を持ってきてくださいね..という決まりがあった場合、サマータイム実施後はこれが今の11時となる。
今、正午ギリギリまで収穫作業をしている農家にとっては、作業を1時間前倒ししなくてはならない。 1時間早く家を出れば良いではないか..ところがどっこい、そんな時刻はまだ真っ暗だ。 作物にもよるが、真っ暗ではどうしようも無い農家も多いと思う。 出荷作業の1時間はとても大きい。 もし、サマータイム実施となったら実に切実な問題だ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この日記を書いていて、何か急にカナ漢字変換がアホになった..と思ったら、またMS-IMEに勝手に切り替わっていた。 前にも何度か同じような事があったが、なぜだろうか? ところで、ジャストシステムさん、業績がかなり悪化しているようだけど...心配だ。 どうして、みんなATOKを使わないのかなぁ〜 便利なのに。
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時々、食事に行く近くのレストラン。 私が野菜を納めている店とは、部分的に競合するライバル店だ。しかも、結構、美味しい(笑)
このライバル店は、夏から定休日を変更するそうだ。 今までは木曜定休。変更後は日曜定休となる。 別に、官庁街やビジネス街にある店では無い。大きなショッピングセンターに隣接する店である。 休日は、買い物ついでに食事をしていく人が、かなりいるハズだ。
このような環境下で日曜定休にするのは、大変な決断が要ったと思う。 理由を尋ねたら... 「スタッフ達が家族と一緒にいる時間を確保したかった」 「日曜日に仕事だと、住んでいる地域の行事に参加できないので」 との答え。 よくぞ、決断した。拍手喝采! 私は、この考えを支持したい。
同じ県内に、仙仁温泉をいう温泉がある。 一軒宿の温泉旅館だ。 この旅館は、年末年始はお休みである。 他にも、一般的には稼ぎ時と言われている時期に休みがあるようだ。 理由は「家庭内を幸せにできないスタッフが、暖かくお客様を迎えられる訳がない」ということらしい。 日本全国に、こういう考えが、もっと広まればいいのに...
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今日は雨。 朝、レタスの出荷。わずか20ケース。調子が良ければ朝飯前で終わってしまう作業。 だけど、朝ご飯を食べる前に雨の畑に出ると寒いので、朝ご飯を食べてから出る。 やはり、ご飯を食べないと体温が上がらないんだよね...
直売所へは20玉。完売。 今年は、直売所の出だしが良いぞ。例年ならこの半分も売れなかったのに。 定着してきたか?
雨なので、他のレストランがやっている畑の偵察(?)に出掛ける。 今回の偵察場所は、某所の某超有名レストラン。 私が野菜を出荷しているレストランよりは、はるかに格上の店なので競争相手とはならない。
レストランに行く前に、ショッピングセンターに寄りジャムを調達。 このジャムは、味見のため。今後のルバーブジャムの改良の参考にさせてもらうため(笑)
お昼前にレストランに到着。 一番乗りらしい。 着席して、食前酒(私はノンアルコールのもの)を頂く。 スタッフが昨年、摘んできた木の実を漬けたものらしいが...美味い。
前菜。マグロとフォアグラのカルパッチョ。 次いでスープ。五種類の野菜を使ったスープ。人参、セロリ、トマト、玉ねぎ、カブ メインの料理は、鱸の香草焼き。妻は、若鶏の黒胡椒ロースト。 若鶏は、半身で出てきてボリューム満点。 鱸も、ソースが実に美味い。
デザートは、虹のムース。 食後にコーヒーと小菓子。 しめくくりのコーヒーも美味しい。きちんとした店は、こういうところまでスキがない。
締めて一人七千円ちょっと...高い見学料だ...
で、畑の場所を聞いて早速見学。 狭いながら、結構、本格的にやってらっしゃる。ビニール温室まであるし。 栽培そのものは家庭菜園初心者という感じだけど、スタッフが自分達で手入れをして、その食材が何たるかを知る事が大切だと思っているようだ。
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