2008/05/24 (土)
朝、黄色スィートコーンの定植&種まき。ヤングコーンの種まき。
その後、マルチを張る。 今日、マルチを張る畑は昨年、草だらけになってしまったところ。 昨年、緑肥を蒔いたのだけど、それ以前はずっと荒れていたところだったので緑肥が雑草に負けてしまったのだ。 多分、土の中に恐ろしいほどたくさんの雑草の種が埋もれているに違いない。
こんなところにマルチを張って、レタスなり白菜なりを植えると、マルチの植え穴から無数の雑草が芽吹いてくる。 こうなってしまうと、広い畑で一株一株、作物の下っ葉をかき分けて、植え穴に生えた雑草を引っこ抜かねばならない。 きっと、雑草はびっしりと生えてくるであろう。 この作業は、大変時間がかかる。二人で朝から晩まで一日かけても一反歩終わらないはず。 その頃はとても忙しい時期なので、とてもではないがそんな事をやっている余裕は無いし、腰もすごく痛める。
従って、この畑は土壌消毒をして雑草の種子を殺すこととした。 今回、土壌消毒にはバスアミドという農薬を使った。 白いサラサラした粉末の薬だ。見た目はまるでグラニュー糖みたい。
他にも、土壌消毒の農薬はクロルピクリンという薬がある。こちらは揮発性の高い液体。 先日、どこかの病院で農薬自殺を図った患者の吐瀉物からガスが発生..というニュースがあったけど、この時使われた農薬がコレだ。
実際、クロルピクリンはものすごい刺激臭があって、とてもとても飲めたものではない。 よくあんな物を飲み込んだものだと、ある意味、変な感心をする。 救急隊員が患者を病院に運びこんだ時、「ピクリンを飲んだ」と申し渡しをしたようだけど、普通、こういった略し方はしない。「クロピク」と略すのが普通だ。 このような些細な行き違いが、あの事故の一因となったようだ。 でも、本来は変に略さずちゃんとした情報を伝えるべきだっただろう。救急隊員はクロルピクリンをちゃんと知っていたそうだから。
と、話は元に戻して... クロルピクリンは使った事が無いし、使いたくないので今回はバスアミドを選択。
バスアミドは、10aあたり20〜30kgを散布。土壌に混和した後、直ちにビニールで地面を覆うというのが一般的な処理。 土の中でガスが発生し、それが土の中の雑草種子やらなにやら(土の中の色々な生物)を殺すという仕組み。 だから、ガスが逃げないように土にビニールをかぶせるのだ。
この畑は、全面マルチなのでビニールをかける代わりに、混和後、すぐにマルチを張る。 メーカーに言わせると、混和後、休憩に行くことも避けてください という程、すぐに密封した方が良いらしいので、広い畑を何区画かに区切り、一区画ずつ薬を撒いて混和、直ちにマルチ張りと作業を進めていった。
本来は、処理後、土を覆っていたビニールシートを外して耕して土中のガスをよく抜いてから定植なり、播種を行う。 ガスが残っていると、苗が枯れたり芽が出なかったりするのだ。 でも、この畑はすでにマルチを張ってしまってあるので、それができない。 だから、定植まで十分に時間をおき(一ヶ月位)、定植の十分前に植え穴をあけて、そこからガスが抜けるのを待つ。 それでも、念には念を入れて、定植一週間位前に試験的に苗を植えるなりして、植えた苗に異常が出ないことを確認してから本来の定植作業に入る必要がある。 それくらい慎重にした方が良い。 雑草の種は死んだが、定植した苗も全部死んだ..ではシャレにならない。
薬代も高いし(12500円位/10kg)手間もかかる。 何より、臭い。できればお世話になりたくない薬だ。
午後から雨で、この作業は午前中で終わり。 雨の為、予定していた豆の種まきもできなかった。
夕食。久々に外食。 地元で評判のイタリア料理店。 いや〜 お値段の割には美味しい、人気があるのは当然だ。 このお店も畑を持っている。場所を詳しく教えてもらったので、明日にでも偵察に行く予定。 知らなかったけど、よく通る道のすぐ脇にあるらしい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
レストランに行く前に、時間があったのでちょいとジャスコへ寄る...野菜売り場を見るために(笑) 野菜に限らないけど、全般的にウチの近所のスーパーより高い感じ。
あと、もう一点気がついたのは、マイバッグを持ってきている人がとても少ない。 近所のスーパーだと、みなさん、結構マイバッグを持ってきているのだけど、ここではごく僅かだ。 これには、嫁さんも驚いてた。 車で1時間もかからない距離なのに、こんなに違うんだね〜 どうしてだろうと不思議だった。
あ、ジャスコもバターは売り切れでした。無塩バターが少し残っているだけ。 バターの売り場もすごく狭いし、潤沢に入ってきている感じではなかった。 近所のスーパーは、もう品切れまでは行ってないんだけどなぁ。
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