2008/05/01 (木)
穀物の価格高騰..という報道があると、理由として「バイオエタノールがどうのこうの..」と挙げられる。 また「食い物を燃やすのはケシカラン!」といった具合の意見もあちこちで見かける。
ところで、何故、バイオエタノールが穀物を高騰させたのだろう? 食糧と資源がリンクされたことにより、投機の垣根が低くなった、資金の現物回帰なども理由ではあると思う。
他に生産された穀物が、バイオエタノール向けに振り向けられたため..という理由も当たり前のように説明されてきた。
これはつまり「食い物を作るより、自動車の燃料を作った方が儲かる」ということだ。
これを聞いて、世間の人は何か思わないのだろうか? 生産者が、人間の食い物より自動車の食い物を作った方が儲かる と言っている訳だ。
生産者はビジネスでやっている。だから、一番儲かるものを作る。これは責められない。 生産者に、そう言わせてしまっている環境が悪い。 ストレートに言えば、流通、消費が悪い。
消費者は、自分達の食い物を車の燃料以下としか評価していないのだ。 何度も言うように、経済社会において評価するとは金を出す事を示す。
そんな具合に考えると「食べ物を燃やすなんてケシカラン!」などという意見は、かなりピントが外れているとしか思えないのだ。 生産者に、人間の食い物に回すより車の燃料に回したほうが儲かる..なんて言わせてしまうことが、とても恥ずかしいことではないだろうか。 バイオエタノールはケシカラン! という前に、今まで自分達が食物をどのように取り扱ってきたのか、今一度、振り返って考えたほうが良い。
この点から見た意見をほとんど見かけないのが大変気になる。
まぁ、そもそも論を言わせてもらうと、全ての真の原因は、他人が食べる食料を作る という行為そのものにあると思っているのだけど、これを言い出すと自給自足 万歳! という事になってしまうが... −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日も助っ人。 圃場9に肥料を撒く。苦土石灰、ようりん、カニガラ、木炭粉、水マグ、硫カル。 圃場9は22アールの広さ。 三人かかって、午前中いっぱいかかった。
背負い散布器とバケツという、至って原始的な方法で撒くので時間がかかる。 大規模な農家は、普通、こういう作業をブロードキャスタという機械で行う。
午後、嫁さんと助っ人には、キャベツの定植、マルチの片付けを行ってもらう。 私は、午前中、肥料を散布した畑の耕耘作業。
あ〜 タマネギの植え付け準備、トウモロコシの定植場所作り、大豆の播種準備、やらなくちゃいけない作業がいっぱいだ。
あ、そうそう、kazunokoさんから頂いた行者ニンニクは、先日、無事に定植。 今日、見たら元気が出てきました。活着し始めたようです。
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