狩猟民族と農耕民族 キャベツ定植
2008/04/12 (土)

大手スーパーが大量の閉店を決めたとの報道。
以前、この日記で「彼らは狩猟民族、獲物がいなくなったら次の土地へ移れば良いと考えている」と書いた覚えがあるが、その通りになったようだ。
閉店した跡には、よそ者に荒らされた地域が残るだけだ。

一方、地元のお店は農耕民族である。簡単に土地を離れる訳にはいかぬ。
大地が(地元が)肥沃にならなければ作物(顧客)は育たない。作物が育たねば自分達(地元の店)は豊かになれない。

大地が肥沃になると作物がよくできるように、自分達も地元と共に育っていく。
そんなお店を私は応援したい。でも残念ながら、個人青果店はこの地域でも絶えてしまった。
だから、せめて地元資本のスーパーで買い物をする。

「我が社は、利益が上がらない日本市場から撤退することを決定しました」
やがて、こう決断する「日本企業」が現れるかもしれない。
一地域が、見捨てられるように、世界から見れば日本国という一地域が簡単に見捨てられる時代が来るかもしれない。

追記
こう書くと、大手スーパーはケシカラン!と言っているよに聞こえるが、言いたいのはそういう事ではない。
利潤の追求は、企業の最も大きな目的である。
だから、儲からない地域からの撤退は致し方が無いであろう。
いつも調子よい事を言っていても、都合が悪くなれば「もう、あなたたちは客じゃありませんよ」とあっさりといなくなる。実にしたたかである。
ならば、消費者ももっとしたたかにつきあうべきではないのか?

企業の目的は利潤の追求である。消費者の為に企業活動を行っている訳ではない。
企業が「消費者の為に..」というのは、必ず特定の意図がある。そうすることが、自らと消費者双方の利益になる特定の部分にのみ、そういう言葉を使うだけである。
それがその企業の全ての姿ではない。企業の全体を良く見据えよう。一部分だけ見て、その企業を判断するのは危険だ。

利益にならないと判断すれば、変わり身も早い。消費者はあっさり切られる。こういうところは実にドライである。
そうしないと、競争に打ち勝っていけないのだ。
消費者も、そういう点をわきまえて頼るところは頼り、そうでない部分はきちんと別に自分で考える。
そうしないと、いいとこ取りだけされてお終いですよ。


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さてさて、今日もまだ畑に入れぬ...
弱ったな、サニーレタスのマルチが張れない。
キャベツもマルチを張らねばいけないのに。

結局、キャベツはレタスの畑の空いているところに植えてしまった。
まだ、この地域ではキャベツを植えるには早い。何も保護してやらねば、霜でやられてしまう。
不織布でトンネルを作り、トンネルの中も不織布でべたがけ。

午後からは、トマトの雨よけを分解した。
間口二間半、奥行き八間の雨よけハウス。
組み立てるのは手間だが、分解するのは早い。
あっという間にバラし終えてしまった。

明日は、何が何でもサニーレタスのマルチを張りたいな。


 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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