2008/04/05 (土)
朝、圃場6へ肥料まきの続き。 肥料を蒔き終えたら耕しておく。
そのまま二口目レタスの定植。今日は前半9枚のみの定植。定植した後は不織布をかけておく。
種まきは明日だけど、明日は来客があって作業ができそうにない。 よって、今日、蒔いてしまう。 レタス15枚、他にサニーレタス類、キャベツ、ブロッコリなど。 あと、チーマデラパをポリポットに鉢上げ。 キャベツ植えたいけど...まだ早い。畑の準備もできてない。 トンネルなどで十分保護した上で、植えちゃおうかな..畑の準備ができ次第。
タイトルの話。 物の値段の決め方。
原価+儲け=売り値
品物の値段の決め方は、こうでした、昔は。 最初に「こんな品物を作ろう」という企画があり、それを実現するために組み立てたら原価はいくらになりました。 んで、それに儲けを乗っけて価格設定。 式の左側にある項目ほど、優先的に考えられている訳です。 もちろん、実際はこんな単純ではないけど、大ざっぱに言うとこんな感じだったでしょう。
でも、世の中が変わってきて、品物の値段の付け方も変えよう..ということになってきました。 誰が考えたのか分からないのですが、偉い人がいたようです。 その新しい考え方によると、物の値段の付け方は次のようになります。
売り値ー儲け=原価
新しい考え方によると、まず最初に売り値を決めてしまいます。 「これくらいの機能を持った製品なら、これくらいの値段でなら消費者が値頃に感じてくれて良く売れるだろう」 「ライバル社の新製品に対抗するには、それより少し安い****円じゃなくちゃダメだ」
まぁ、理由は様々でしょうけど、まずはその品物に対して売れる値段を先に決めてしまうのです。 で、そこから儲けを差っ引き、残った金額が原価。 あとは、この原価の範囲内でその製品をどう作るかを考える..というものです。
この考え方、最初は実にうまくいきました。 製品の設計や作りが精錬され、無駄がそぎ落とされていきました。 消費者も安くなって大喜びです。
しかし、消費者が安値に慣れるにしたがって、最初に設定される売り値が段々と安くなっていきました。 一定の儲けを確保するには、原価を下げるしかありません。 そこで、メーカーは生産拠点を人件費の安いところに移したりしたのです。 また、設計にも無理がかかり製品の耐久性が落ちたりしてきました。加工食品では、味が落ちたり他の物で無理気味に水増しをしたりし始めました。
デフレが進行するに従って、消費者は更に安い値段を求めるようになりました。 でも、もう、原価を下げる余地はほとんど残っていませんので、皆、とても困りはじめました。 そんなところに「偽装」という言葉が頭をよぎりはじめました。
ヤマケン氏がいうところの「日本の食は安すぎる」と言うその背景には、こういった状況があると思います。 そこで氏は... 「消費者よむやみに安いものばかりを買い求めるな。安いものにはワケがある」 「過剰な要求をするな」 「共感する品物を適切な価格で買い支えよ」 などと述べている訳です。
しかしですね、私が思うに、消費者が氏の主張を実行するにはとても大切な一点が抜けていると思うのです。 多分、それは氏の立場上、とても言いにくい事だと思うのですが、私はそれは欠かせない事柄だと思います。 それが何かについては、明日か明後日にでもまた...
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