2008/02/19 (火)
今日も、スキーへ行ってきた。今日はいい天気。爽快爽快。 だけど、夜になって微熱が出てきたよ...この間はインフルエンザだったけど、今度は風邪? 何で、この冬はこんなに病気にかかりやすいの? 私もインターネットで調べて初めて知ったのだけど、インフルエンザの薬(タミフルなど)は、発病してから48時間以内に飲み始めないと効果が薄いそうです。 急に高熱が出た方、インフルエンザかもしれません。我慢してないで早く医者に診てもらいましょう。
さて、レストランとの取引の話の続き。 正直言いまして、昨日も書いたようにレストラン向きの栽培はあまり金にはなりません。 効率から言ったら、スーパーや市場向けに単一作物をたくさん栽培している方がずっとよろしい。
しかしそれでも尚、こんな事をやっているかというと地元の人に地元の物を見直してもらいたい為。 この地は、まだ住んでいる人が若いというか、地域そのものが発展途上なのです。 新しい物がどんどんと出来て、みんなそれに飛びついていきます。 今までは外食の習慣があまり無い場所でした。だから、ガストが出来るだけで開店日には行列が出来てしまう..そんな地なのです。 レストランのシェフやオーナーも同じような思いはあるようで、この店がこの地域の食文化の牽引役になれればいいと言っています。 この牽引役が意味するところは、正統フレンチが食べられるとかそういう意味ではありません。 チェーン店や、そういったものが続々と出来ているこの地で、今一度、自分達の足元を見直してもらいたいといった思いです。
そんなお互いの思いがうまいぐあいにかみ合い、地物を積極的に使ってくれるレストランと一緒に、地元に地域の食べ物を広げる輪に加わった訳です。 直売所なども確かに、そういう意味では同じベクトルなんですが、何せ若い人があまり来てくれない。 レストランで洒落た料理を出せば、若い人にもうけいれたもらえる..そう見た訳です。 とりあえず、レストランとのおつきあいは損しなければいい..そんな感じです。
だから、例えば東京などの遠隔地のお店に野菜を送る事はしません。地元だけです。 手を広げる事よりもがっちりと組んでやっていきたいので、おつきあいするお店は当面一軒だけです。
埼玉や千葉、静岡あたりには東京のフランス料理店やイタリア料理店が喜びそうな作物を栽培している農家があります。食材が欲しい方は、どうぞそちらへ...
あと、一部ですが「地産地消は引きこもりの農家が言うこと」という意見があります。 品質に自信のない農家が、市場で品物をはくことが出来ず、やむを得ず地元の直売所あたりで売ってごまかしている、というのがその根拠のようです。 ま、確かにそういう一面を持った農家もあるかもしれませんね。 私は、相手が納得して買ってくれて取引が成立するんなら、売る方法はどうであれ関係無いと思っていますけどね。どっちが偉いとか偉くないとかそういう事は無いと思っています。
そんな訳で、私の最終目的は地元の人に地元の食べ物を美味しく食べてもらいたい、もっと食べてもらいたいという事なので、作物は要望があれば出来る物は作ります。 世の中、確かに邪道と言われる作物はあるんですけど、そういうのにはこだわりません。それでお客さんが喜んでくれるのなら。
また、結構、出来上がった料理には口を出します。文句をつけます。 今のレストランのシェフや、オーナーはいやな顔をせずに聞いてくれますけど(ありがたい事です)、フランスの三つ星レストランなんかで修行してきたシェフにコレをやると、きっと激怒するでしょうね。 そんな面からも、ウチはそういった店には縁が無いでしょうね。
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