食料自給率
2008/02/13 (水)

さて、中国の餃子事件は、中国当局が中国国内で薬品が故意に混入されたことを否定する発言があった。
さらに「日本の警察当局との共同の努力が必要」との発言も。これは「日本に着いてから薬を入れられたんだから、日本の方でもしっかり調べてよ」という意味の遠回しな言い方だろうか?

まぁ、薬が混入されたのが中国であっても日本国内であっても、輸入食品(とりわけ中国製の食品)に漠然たる不安をさらに感じた人がほとんどだと思う。
だから、この事件を機に「日本の自給率をもっと上げなくては」という意見も増えてきたようだ。
まぁ、当然の成り行きだとは思うのだけど、問題はその中身である。
「農家を増やせ」 「農地を増やせ」 「生産効率をもっと上げろ」..その中身の主立った事柄はこんなところだけど、いずれも生産側に求めることばかりである。

農産物は需要と供給の関係で成り立っているので、皆さんが望むように生産だけが勝手に増えていくことは絶対にない。
国産の農産物が売れなければ、そして生産者が儲からなくては絶対に生産は増えない。
そして、国産の農産物を買うのは消費者のみなさん。
つまり、何がいいたいかというと生産側だけどうこう言っても自給率は上がらない。消費側も一緒になって行動していかねばならないという事。

国内で大豆を作って納豆を作り、それを中国産の豆を原料とした時と同じ値段で売るのは無理なのだ。
これは農産物に限らない。工業製品だって同じ事。だから、工場はみんな中国に移っていった。だけど、農地は移転できない。
だから、自給率を上げようと思ったら消費者もそれ応分の協力をしなくてはならない。
私買う人、あなた売る人、だからあなたの方で勝手にうまく考えてね..では絶対にうまくいかない。

あと、農産物の生産には気候・風土といったものが大いに影響する。
国産の小麦で作ったパンが食べたいから、国内でパン向きの小麦の生産の増やせといっても、そうは簡単に事は運ばない。日本の気候はもともと小麦の生産には向いてない。

だから、今までのように勝手気ままにアレも食べたい、コレも食べたいというのでは、これまた自給率の向上はうまくいかないだろう。

そんな訳で、先の事件をきっかけに自給率向上を訴える話が出てくるのは良いが、その先の具体的な話が全然見えてこない事に少々いらだちを覚えるのであった。

話は全く変わってATOKについて気がついた事。
前バージョンに引き続いて「軽井沢」を変換してくれない...
「かるいざわ」では変換するのだが地元ではデフォの「かるいさわ」では変換できない。本来の地名は「かるいさわ」なのに...

何で軽井沢かというと...今日は、軽井沢プリンスホテルスキー場へ行ったから。もちろん、スキーにです。
スキー場で働いていると結構、あちこちタダで滑れちゃったりするもんですから。
いや〜 今日は寒い日でした。風も強い。最高気温は多分、-4℃位だと思います。(コレ、カンですけど練習すると結構当たるようになります)
平日はいえ、さすが軽井沢、かなり混んでました。

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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