2008/02/06 (水)
例の餃子の事件。 前にここの日記では「故意であって欲しくない」と書いたが、残念ながらほとんど「故意の混入」であることは確実となった。 それどころか、更に他の農薬の混入事例も発覚。 実は、こういった混入はしばしばあって、今回はたまたま中毒者が出たから発覚した..なんて様相にもなってきた感がある。 事態は泥沼化するかもしれない。
今まで餃子を買っていた人は、中国産ということで不安を抱きつつも、JTだからCOOPだからと、そのブランドが品質を保障してくれる事を頼りに買っていたはずだ。 しかし、それはあっさりと崩壊してしまった。もう、不安を抑えるものは何も無くなってしまった訳だ。 一部の業者は今、国産野菜の確保に奔走していると聞く。
しかし、今回、事故ではなく事件であったと言うことは本当にきつい。 事故なら防ぎようがあるが、故意に引き起こされた事件は防ぐのが難しい。 そして恐らく、国の体制の違いもあり、事件の真相が完全に判明する事にはならないだろうと私は見ている。 いくら、民間レベルで技術指導や検査を厳しくしたところで、こういった事態が発生した時には国の違いの壁を乗り越える事はできないのだ。 国と国の話し合いなどとなると、色々な思惑や駆け引きが絡み合い、真相をはますます見えにくくなっていく。 これは、相手が中国に限った話ではない。 輸入食料の供給は、国が違うということでいざと言うときにいとも簡単に翻弄されてしまう可能性を常に持っている。 この事件を機に、これを改めて認識したい
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