2008/02/05 (火)
スキー場には高校生や大学生の若い人たちがアルバイトにやってくる。 彼らと話す機会があると、たいてい、私は次の2つを尋ねる事にしている。 「英語は話せるか?」 「今は十分話せなくても、日頃から勉強はしているか?」
今まで何人かの人に尋ねたが、今までにYesという返事が返ってきたことは無い。
先に政治家が言ったように、日本はもう一流の国ではない。 日本は一流国だと皆が油断してるうちに、すっかり二流国の下の方まできてしまった。三流国入りは目前。
資源も無く食料も無い、まだ技術は多少は進んでいる面もあるが大した事はない。 無い無いづくしの日本にあるのは人だけ。 でも、肝心のその人が外国人とのコミュニケーションのプラットフォームである英語も話せないとなれば、もう国際社会の中でやっていくことは難しい。 つまり、人はいるのに外国に出稼ぎに行ってカネを稼いでくるということすらできないわけだ。
言葉以外にも問題があると思っている。 残念ながら今の若い人にはタフさが少ない。 生まれた時から、ありとあらゆる品物が周囲にあふれ、お客様は神様ですなどとおだてられて育ってきている。 ハワイあたりに旅行に行き、ちょっと現地の店員の態度が気に入らないとすぐにカリカリ。 こんな弱体化した精神では、異なった文化ではやっていくのは並大抵の事ではないだろう。 言葉は、まぁ、そこそこでも少なくとももっとタフさは兼ね備えて欲しい。 言葉が出来ても先に精神がまいってしまっては、うまくいくはずが無い。
高校生、大学生のアルバイトに「学校を卒業したらどうするつもり?」と聞くと...
「地元役場に勤めたい」 「農協で働きたい」 「地元のバス会社に..」
もちろん、これらの職業を否定する訳ではないが、こういう答えがとても多いので「はぁ〜」とため息をついてしまうのであった。
今日、新しい車を見に行く。 車の事はよく分からないけど、5000キロ走って65万円という車があったのでそれに決めてしまった。 もちろん、軽自動車なのだが、またまた今時珍しいマニュアル車(もちろん4WD) いきつけの自動車修理屋さんからは「今の軽自動車は、車体が重いからオートマ車だと本当に坂を上らないよ..」と言われていた。だからちょうど良かった気がする。
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