ヘリコプター
2007/12/10 (月)

ハワイ島滞在8日目。

今日は滞在中の最大のイベントの日。
ヘリコプターに乗って、空から島を観光するのだ。
乗るヘリコプターは、もちろんブルーハワインアンヘリコプター。毎年、お世話になる宿のオーナーToshiさんがパイロットとして勤務するヘリコプター運航会社だ。

前日、Toshiさんに電話すると「もう悪天候で12日も飛んでないよ〜」との事。
私たちが訪れるまでハワイ一帯は大荒れの天候が続いて、飛べない日が続いていたらしい。
(私たちが滞在中も、まだ、その余波はありました)

乗るなら、朝イチのフライトにすべし..(朝は天気が良い事が多い)ということで、朝7時出発のフライトを予約。
チェックインは、その45分前だから6時15分。
宿からヘリポートまでの所要時間を考えると、朝5時には宿を出発しなくてはならない。
久々に4時に起きて、簡単な朝食をとったあとヘリポートへGo!

さすがに、朝早いので道路も空いてます。
こんな時刻だから、お巡りさんもいないんじゃないの?(根拠無し)ということで、ややオーバースピードで飛ばします。あたりはまだ真っ暗です。

6時にヘリポートに到着しました。
チェックイン手続きの後、各人、体重を測定します。
この数字を元に機体のバランスを考えた上で、座る座席が決められます。
料金をトラベラーズチェックで払おうとしたら...「ごめんなさい、まだ十分なお釣りがないの..」ということで、細かい額のT/Cや紙幣をかき集める場面も(笑)

無料のコーヒーを飲んでいたらToshiさんがご出勤。
挨拶をした後は、早速、飛行準備に取りかかっていました。
使用している機体は二種類あり、A-STARという機種とECO-STARという機種。
後者の方が機体が大きくて快適との事だけど、ツアー料金も高い。
よって、A-STARを選択..

安全の為のビデオを見て、万一に備えてのライフジャケットを付けて、乗る機体ごとに並ばされます。
ここでパイロットの割り当て発表...期待通り、Toshiさんでした。

いよいよ、ヘリコプターに搭乗。
乗客が全員、並の日本人レベルの体格ならそうでもないんだけど、私の隣のシートに大きな黒人さんが座った...すごく窮屈...
黒人さんも「ムムム...タイト...」

乗員、乗客共にシートベルトとヘッドホンを装着したらToshiさんが操縦するときのテーマ曲「トップガン」の音楽と共に離陸!

ヘリコプターは、10年位前に日本で一度、乗った事があるのですがそのときよりは振動が少ないかな。
乗客は6人で3人は私たち日本人、もう三人は英語を話す人です。
従って、Toshiさんは操縦しながら英語と日本語の両方で色々な解説をします。

ヘリはマウナケアとマウナロアの間を飛行し、ボルケーノへ一直線。
まだ、朝早いので雲はほとんどかかっていません。
ハレマウマウクレータ上空から眺めた後、プウ・オオ火口へ...(プウ Pu'uはハワイ語で丘とか噴石丘の意味)
気温が低いので水蒸気がもうもうと上がっています。
今は、この火口からは溶岩は流れ出ていないそうです。
プウオオから少し東に飛ぶと、溶岩がドロドロと川のように流れているのが見えました。
Toshiさんは解説をしながら、機体を右に左にと旋回させて右の席の人も左の席の人も順番に良くみえるようにしてくれてくれてます。

ここ最近、しばらくは火山が大人しかったのでこれだけ溶岩が流れているのは久しぶりとの事。
溶岩がドーンと噴き出ると、軽く500〜600mは吹き上がるそうです。
ちなみにそのときのヘリの高度は300m位。
「もっと高く飛んだ方がいいんじゃないの?」と思ったのは、多分、私だけでは無いはず(笑)

ヘリはこの後、ロイヤルガーデン(1980年代の噴火で溶岩に飲み込まれてしまった分譲住宅地)の上を飛んでヒロ空港へ。
ここで、ヘリに燃料の補給と人間はトイレタイム。

後半は、ハマクアコーストを飛び、コハラの山へ向かいます。
昨日、車で見学したワイピオ渓谷の隣にあるワイマヌ渓谷の中にヘリを進めます。
このあたりは雨が多いので、渓谷は緑であふれています。
そしてなによりもスゴイのは滝。
高さ、500m、600mという滝があちこちにあります。中には高さ1km以上のものも...
この渓谷には道路は無いので、トレイルを何時間も歩いて行くかヘリに乗ってでないとこれらの滝は見ることができません。
いや〜すごいです。

「今日は雲がかかってないので、渓谷の奥まで行っちゃいますよ〜」ということで、渓谷を十分に堪能しました。

ヘリは渓谷を抜けて、パーカーランチの上を飛んでワイコロアにあるヘリポートに戻ってきました。
見れば、もう、次回のフライトのお客さんが並んでヘリポートの脇で待ってます。

私たちが降りた後は、すぐに次のお客さんが搭乗。
Toshiさんはヘリを降りることもなく、すぐに新たなお客さんを乗せて飛んでいきました。
いや〜 パイロットも大変だわ...

ヘリを降りてもまだ9時ちょっと過ぎ。
宿の方面に戻りつつ、コーヒー園巡りをします。
最初は、ホルアロアにあるUCCコーヒー。
なぜか関西弁の若いお兄ちゃんが案内...というか「まぁ、自由に見ていってください」という感じ。
次はその隣にある、ドトールコーヒーの農園..と、その前に昼食の調達です。
ドトールコーヒーでは、園内に気持ちよいテラス席もあり、もちろんコーヒーの試飲もできます。
それに食べ物の持ち込みもできるので、そこでコーヒーを頂きながらお昼にしちゃおう..って訳です。

ホルアロアの街に出て「ホルアコアカフェ」へ。
「To goできる食べ物はある?」と聞いたら「今日はクリームチーズのベーグルだけ」という事だったので、それを買ってドトールへ行きました。
ホルアロアにあるのに、なぜ「ホルアコアカフェ」なんだろ..いつも不思議に思う。
カタカナで書いてあるんだったら、ロの縦の棒が1本消えたのかな..とか思うんだけど(笑)

ドトールコーヒー園は敷地の半分が綺麗な庭になっています。
咲き乱れる花やたくさん実っているトロピカルフルーツ(自由にとっていいそうです)を見ながら、斜面に作られた農園の中を下っていきます。

下までくると、噴水の脇にテーブルと椅子がたくさん用意されていて、そこで休憩やコーヒーの試飲ができるようになっています。
ここで、先ほどのベーグルを食べながら昼食。
眼下にはコナの街が良く見渡せます。あんまり気持ちが良いのでい2時間近くもいました。

テラスの屋根からは、園内でとれたバナナが房ごとつり下げされていて「どうぞご自由にお食べ下さい」とのこと。
周囲に人が居ない時は、小鳥がバナナをつつきにきてました(笑)

テラスの脇では、ここでとれたコーヒー豆を販売しています。
日本ではドトール農園のコナコーヒーは東京の一店舗だけで販売しているだけだそうですから、是非お土産に..との事でした。
ほとんどの豆はヨーロッパへ行ってしまうそうです。

試飲のコーヒーもこまめに豆を挽いて新しく煎れてくださっていますので、本当に新鮮なコーヒーを頂くことができます。
この農園は本当にお勧めです。
帰りは、結構きつい登り道ですので、駐車場まで車に乗せていってくれます。
この送迎用の大きなバンが、アメリカ製で故障続出だそうで本当に困っているとのことでした。
先日は、走行中にスライドドアがドスンと落下したそうで本当にまいった..ということでした。(二回目との事)
乗っていたお客さんもさぞかし驚いた事でしょう。

ドトールコーヒーの後は、ブルースカイコーヒー、KONA JOEコーヒー、グリーンウェルファーム、Sacred Ground Coffeeを見学(もちろん全ての場所で試飲も!)
コーヒーでお腹いっぱいになって宿へ戻りましたとさ。

*ブルーハワイアンヘリコプター
http://www.bluehawaiian.com/

*ドトールコーヒー ハワイ
http://www.doutor-hawaii.com/

*Kona Joe coffee
http://www.konajoe.com/

*Kona blue sky coffee
http://www.konablueskycoffee.com/

*グリ−ンウェルファーム
http://www.greenwellfarms.com/

*Sacred Grounds Coffee
http://www.sacredgroundscoffeefarm.com/

画像1 Eco-Starです。カッコイイ〜

画像2 ただいま、ヘリは右旋回中

画像3 pu'u ooが盛大に白煙を上げています


i0 i1 i2
 
ohyakusyou2001の地産地消日記
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]