今年の反省 レタス編
2007/10/15 (月)

今日は、直売所は定休日。
学校給食への配達のみ。今日はタマネギデーらしく、全部で50kg近くの配達。
タマネギやジャガイモなど、注文が集中するところを見ると献立が同じなのかな?
タマネギはまだたくさんあるんだけど、出荷前に皮をむくのが面倒。

今日は、トウモロコシのマルチの片付け。
タマネギの苗の定植を完了させた。
でも、まだ、植え穴が余っているので苗をもう少し買ってこよう。あと200本位は植えられそうだ。

今日の書き込みは今年のレタスの反省。

今年は、病害の多い年だった。
特にタールが多かった。今まで、タールがこれほど発生する事は無かったのだが、今年は勝手が違った。
天候が安定していなかったので、防除については例年よりかなりメリハリのあるものとなった。
天候が安定している時は、害虫だけに注意し、殺菌剤はごくごく基本的なものだけ。
しかし、7月終わり頃など雨が続くときは、さまざまな種類の殺菌剤をどれも濃度規定メいっぱい。
薬の種類によっては、回数も規定いっぱいという状態。
それでも、かなり病気が発生してしまった。
これも例年より多い状態。
結球が始まってから、圃場内に鹿が進入し、傷んだ株から病気が発生、鹿の足跡から徐々に圃場内に広がってしまった。
雨が続いて、防除も思うように効果が出なかった。

病気の発生は、造成してまだ数年の新しい畑に特に多かった。
造成したばかりの畑は、作土の下が造成時、重機で踏み固められており水はけが良くない為だと思う。
サブソイラをかけて、緑肥を作付けた事により若干の改善はみられるが、まだまだ不十分である。
作土の下は、石ころ混じりのガラガラの土が放り込んであり、サブソイラをかけることによってそれらが作土まで浮き出てきてしまう。
中には人力で動かすのは不能な程、大きな石(もはや岩と言ってもいいかも)もあり、サブソイラをかける事を躊躇させる。
杜撰な工事により、この造成地に耕作地を持っている人は誰もが頭を悩ませている状況だ。

水はけの他にも、新しい畑は土壌の栄養バランスにも、まだ問題がありそうだ。
微量成分などの不足により、作物が軟弱に育ちどうしても病気に弱くなるのではないかと思う。

どちらの問題も、一朝一夕には解決できないので地道に取り組んでいくしかなさそう。

あと、品種面では問題はやはりVレタス。
葉っぱが厚い、食味が悪いということで評判の悪い品種。ただし、葉っぱが厚いということは、早く重さがのるので、早出しできるし、外葉も少なくてコンパクト。
出荷時の調製や箱詰めが楽という、いたって生産者には都合の良い品種。

来年は、これに変わる品種を試験してみる必要がありそうだ。
しかし、気温上昇下の気候において変形球が発生しやすい条件、その前に作付ける品種、オリンピア、その後に作付ける品種 エクシードとうまく出荷がつながる事、肥料がオリンピア、またはエクシードと同程度である事、などの条件を満たす品種はそんなに無いはず。

何か、妙な書き込みが連続してありましたので、掲示板を一時停止します。

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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