梅雨の時期の病気
2007/06/25 (月)

朝、レタスの出荷。10キロ箱40ケース、5キロ箱62ケース。
今日は直売所は定休日。学校への配達も無し。

まだ昨晩までの雨で畑はぬかっている。
本当は雨の前にやろうと思っていて出来なかった除草剤の散布。
鹿よけネットの周囲へ散布する。

下仁田ネギの除草と土寄せ。以上で午前中は終了。
何だか雲行きがアヤシイので、午後は早めに防除。
この梅雨の時期は防除でレタスの出来が決まる。
雨に弱いレタス..防除しないととにかく腐る。以前、私が出荷している集荷場でも、近場の大産地のレタスを扱っていたが、その産地のものは梅雨の時期は「箱を開けたら腐ってた!」というクレームがひっきりなしだった。
外から見ただけでは一見、分からないが2枚位剥くと中が腐っていたという感じが多い。
面積が大きくなってきて、手が少し回らなくなってくるとどうしても防除のタイミングを逃してしまうのだろう。
どうしても必要な時は、今、畑に植わっているレタスの半分以上を一日で防除する位の事が必要だと思う。

大面積での防除はブームスプレーヤを使うわけだが、要はトラクタに千数百リットルのタンクを背負わせて畑の中でスプレーして防除するわけ。
でも、本当に防除したいときは雨で畑がぬかっていて、トラクタが入れない事がある。
手をこまねいているうちにタイミングを失してしまう。
微妙なタイミングの時は、数時間の防除の差が明暗を分ける時すらある。
雨に弱い作物を無理矢理、梅雨の時期に作るわけだから状態によってはかなりきわどい。
当然、この時期に使う農薬の量も増える。普段は出番の無い薬もこのときは持ち出して、総動員で事にあたる。
この時期、特に気をつけなくてはいけない病気は細菌性の病害。腐敗病、軟腐病、緑芯症。それとべと病。
だけど、これからだけに注意しているとその他の病気...灰色カビ病、菌核病にやられる事があるので気が抜けない。
雨が多いと、虫の方は(特にアブラムシ)はあまり出てこない。

大産地では、これらの病気の他に根腐れ病、ビッックベイン病などやっかいな病気があるから更に大変だ。
もっとも、これらは連作連作で自業自得的な要素もあるけど。

今日の防除に使った農薬。
カッパーシン、バリダシン、ロブラール、アミスター、ホライズンDF、トップジンM、アファーム、マラソン

画像1 春蒔きタマネギのアップ。ポールスター 黒マルチ。シルバーや白マルチのものより大きくなっています。
画像2 レストラン用の畑
画像3 フラワーネットを使って、ナスやピーマンの誘引を省力化

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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