中国製 管球アンプ
2007/04/19 (木)

以前、この日記でも書いたオークションで購入したオーディアアンプが到着。もちろん、新品。
早速、開梱して動かしてみた。

このアンプは、今回は香港から送ってもらったのだけどヤフオクでも時々見かける品物である。
落札価格はGBP7.00だが、なんだかんだで55000円ほどとなった。
箱に張ってある伝票を見たら、実際の送料は12000円ほどだった。差額は43000円ほど。実際、出品者が入手している価格はどれくらいであろうか?
前にも書いたが、日本で同じ程度のものを作ろうと思ったら、メーカーなら定価で40万くらい、個人で作っても20万位かかりそう。

製造は中国である。ちょっと前まで、中国製のオーディオアンプなんてとても考えられなかったのだが、今は富裕層が増えてきたのかだいぶ出回ってきたようだ。

さて、肝心の音であるが、大人しい音質。
今まで使ってきたアンプに比べるとかなり違う。
思ったよりまともな音だと思ったが、逆に個性が無くて面白みには欠けるかもしれない。
うまくまとまっている感じである。だけど、私の好みとしてはもう少し、高音のツヤが欲しいところ。
しかし、解像度は悪い訳ではなくしごく真っ当な、優等生的である。
また、聴感上ではあるがS/Nも悪く無さそう。
定位は、明らかにこちらのアンプの方が良い。まぁ、私のアンプの定位が悪いのは理由が分かっているのだけど。
出力はこちらの方が四倍もあるので、音量を上げたときに鳴り方に差が出る。当然、こちらの方が余裕が感じられる。

これが、5.5万円で買えるなら真空管アンプに興味を持っている人が最初の機械として買ってもいいかもしれない。(でもアフターサービスは期待できない)
ただ、惜しいことに一つ問題が..
それはデザインである。ダサさを通り越して悪趣味と言ってもいいようなデザイン。
中国人や中近東の人には受けそうな、金ピカのパネルにおおざっぱなデザイン。
どうみても日本人向けではない。デザインが安っぽいので、見た目でかなり損をしている。

あと、説明書が中国語なのはなんとして欲しい。
日本語版を入れろとまでは言わないが、せめて英語版を付けて欲しい。
長さ1.5mの電源ケーブルが付いていることになっているが、今回は付属してこなかったのはご愛嬌..

↓はこのアンプのメーカーのサイト。右上のMC-10Lというのが今回、来たアンプ。
http://www.yaqin.cn/en/products_hf.html

以下、4/19追記

上に書いたアンプだけど、到着してから24時間も経たないうちに真空管が1本、お亡くなりになりました。
オークションで買ったものとはいえ、出品しているのは香港の事実上の販売店で新品を買った訳なのでクレームのメールを出しときました。
なんと言ってくるか?

なんだか、最近、妙に香港に縁がある気がする..行きたくはないけど。

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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