2007/03/16 (金)
今年は遅れていた踏込温床の作成。
踏み込み温床とは、作物の苗を育てる時に必要な温度を確保するための昔から作られている育苗床である。 いくらビニールハウスの中とはいえ、まだこの時期は朝は氷点下になる。 このままではトマトやナスなどほとんどの野菜の育苗はできない。 今は、電気でも石油でも加熱する方法はいくらでもあるが、昔はそんなことはできなかったので寒い時期のこれらの育苗のために踏み込み温床というものが発明された。 木枠などで作った仕切りの中に稲わらや落ち葉などの有機物を適度に水分を持たせながら積み込んでいくと、それらが腐り始める。 そのときに発生する発酵熱を使って、フレームの内部を暖めて育苗に必要な温度を確保するというものだ。 暖めるのに電気も石油も使わないという実に素晴らしい方法。
単管パイプは昨年の温床のそのまま。そこにコンパネ(コントローパネルでは無い!)を立てかける。 動力カッターで昨年の秋に積んでとっておいた稲わらをどんどんと切っていく。 軽トラに200リットルのタンクを乗せておき、中に水を入れてきておく。 切ったわらはある程度の量になったら、用意しておいたコンパネと単管で作ったフレームの中へどんどんと入れていく。 わらの上に乗っかり、足でぎゅうぎゅうと踏みつけながら、時折、水をかけつつ踏み込んでいく。 畳1.5枚分ほどの広さの温床に軽トラ1.5台分ほどのわらが入ってしまう。
なにはともあれ、今年も温床はできあがった。 数日もすれば発酵が始まって温度が上がってくるハズであるので、あとはそれを待つだけ。
画像1は昨日のレストランのメニュー 食事の前に一人一人に名前入りメニューが手渡される。 左は昨日のもの、右は1月に訪問した時のもの。 画像2は出されたグラニテ 器が何ともユニーク。
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