2007/01/10 (水)
連休明けのスキー場。天気はいいけどお客さんは閑散。 そんなところへちょっとした事件が発生。 「あの〜 どこかで携帯電話をおとしちゃったんです」と、若い女性の問い合わせから始まった。 ボードで滑っているうちに携帯電話を落としてしまい、どこに落としたのか見当がつかないという。 他のお客さんから、携帯電話を拾ったという届け出は無し..ということで、スキー場で携帯電話捜索作戦が始まった。
まずは、その女性が一番よく滑っていたというパーク内。ジャンプ台やら、レールやらがあり飛んだり跳ねたりしたときに物を落とすというのは十分に考えられる。 パトロールとパークのスタッフが出て、パーク内を探索。
何度もリフトに乗って、パーク内をくまなく探したけれど見つからない。 携帯電話の色はよりによって白と、これまた見つけにくい色。 ゲレンデで携帯電話を落とすと、落ち方によっては電話機が斜面を滑り落ちて行き、コースの外に飛び出していってしまうこともあるという。 もし、そうだたら発見は絶望的である。
スタッフの一人が持ち主から番号を聞いて、自分の携帯電話からその番号に電話をかけてみた。 すると、相手を呼び出している音がする。つまり、スキー場の中のどこかで、呼び出し音が鳴っている携帯電話が落ちているはずである。 電波は届いているのに、物がみつからないという何とも歯がゆい状態である。
呼び出し音を鳴らしっぱなしにして、捜索開始。 しかし、何回か呼び出し音が鳴ると留守番電話に切り替わってしまい、都度、かけ直さなくてはならない。 そうこうしているうちに、呼び出し音が鳴らなくなり、いきなり留守番電話に切り替わるようになってしまった。 さては、落とした携帯電話の電池が切れたか、電波の状況が変わって圏外になったか、あるいは誰かに踏まれて壊れたか..
しかし、ここで持ち主から重要な情報が.. 落とした携帯電話はドコモのFOMAだという。 これは大切な情報だ。なぜなら、このスキー場でFOMAが通じるのは、ごく一部の限られた狭い範囲だけだからである。 スタッフで、そのFOMAが通じると思われる範囲だけを徹底的に再捜索。 結果、無事にリフトの下で新雪に埋もれていた携帯電話を発見した。 リフトに乗っている最中に、気づかないうちにポケットから落ちたらしい。 こうして、携帯電話は無事に持ち主の元へ...
実は今、スキー場の近くに新しい携帯電話の基地局が出来ていて、運用開始を待つばかりとなっている。 これが運用を始めれば、スキー場は全域FOMAのエリア内。もし、その後の出来事だったら範囲の絞り込みが出来なかった。 それと、落としたのがたまたまFOAMが通じるごく狭いエリア内だったのも幸運だった。 この落とした女性、実はすごく運が強いなのかも..
夜は、馴染みのレストランへ... このレストラン、今日で今シーズンの営業は終了。しばらく冬休みをした後、3月中旬より営業再開となる。
画像1:食前のお愉しみ左がドライトマト、右が鳥のレバー、上がパルメザンチーズのブリュレ(超美味!) 画像2:ここのシェフご自慢の一品。下仁田ネギを丸ごとじっくりローストした料理。旬のネギはうまい。 画像3:フォアグラとウズラのソテー サラダ仕立て。フォアグラがほどよい火の通りで、中身がふっくら。これも超美味!
-
|