2006/12/11 (月)
今回、ボルケーノで泊まる理由は1つ。 キラウェア火山のトレイルを歩いて見てみたいから。
車で観光スポットを回る人は大勢居るけど、トレイルを歩く人はそんなに居ないのです。 車で回るだけじゃもったいないということで、今回はトレイルを歩く気満々でやってきたのであった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 興味のある人は↓のサイトにある国立公園の地図を別ウィンドウで開いて見ながら読んで下さい。 http://www.nps.gov/havo/planyourvisit/upload/map_park.pdf −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
まず何と言っても、今、活動中の溶岩流を見に行こう! という訳で出発。
公園のクレーターリムドライブから分岐しているチェーン オブ クレーターズロードにはいります。 *上の地図で右下方に伸びている道路がそうです。
この道路は、昔は海沿いを通って島の東部の町までつながっていたのだけど、1969年に溶岩流に飲み込まれて寸断してしまいました。 それから10年後、少々ルートを変更して道路は再開通しましたが、1988年再び溶岩流によって道路が埋まり現在に至っています。今でも約15kmの区間が溶岩に埋まったままです。
溶岩はどこから噴き出しているかというと、地図の右の方にあるPuu Oo(プウ オーオー)という噴石丘の火口からです。 そこから出た溶岩が、海を目指してダーッっと流れ下っているのです。
この流れる溶岩を見るには、ヘリコプターによる観光が一番です。でも、高いので($400〜450/人)行ける所まで歩いて見に行くこととしました。
まずは、このチェーンオブクレーターズロードを終点まで車で行きます。そこから先は、ひたすら歩き。 パークレンジャーの情報によると、往復約7マイルの歩きになるとのことでした。
公園の入り口から道路の終点までは片道約32kmの距離です。 道路は溶岩の中を切り開いて作られていて、海に向けてどんどんと高度を下げていきます。 やがて、道路の上に小屋が3,4つ置かれているのが見えるとそこが道路の終点です。
路肩に車を止めて、あとはひたすら歩き。 最初の1/2マイルは道路をそのまま歩きます。やがて道路が溶岩流に埋まったところまでくると、後はひたすら溶岩の上を歩いていきます。 最初は、溶岩の上にトレイルであることを示す黄色いプレートが設置されていて、それに沿って歩いていきますが、これも1最初の1/2マイルだけ。 正式なトレイルはこれで終りです。あとは自身の責任とリスクで歩いていきます。 道を示すものは、500mおきくらいに設置されたポールだけ。 溶岩が海に流れ込むポイントまで6本のポールが目印として設置されています。
画像1:チェーンオブクレーターズロードの終点。簡易トイレとパークレンジャーの詰所がある。 画像2:詰所に張られている、この先の説明。 画像3:画像1の地点より更に1/2マイル歩くと、道路が溶岩に埋まっている、この先は溶岩の上を歩く。
*今、噴火しているPuu Ooのライブカメラ影像はこちら http://hvo.wr.usgs.gov/cam/index.htm
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