2006/05/02 (火)
夜中、はげしい雷で目が覚める。 ザーッと雨音。やれやれ、やっと雨が降ったようだと布団の中で一安心。
朝、まだ雨は降り続いている。 今日は、買い物に行ってしまおう。 車で、農家の店 大地へ... 欲しいものは、農薬散布用のポール二種類と、そのホース、耕耘機用のバッテリー。
農家の店は、大勢の人で賑わっている。 店頭に並んだ野菜苗を物色する。 トマトの自根苗で1本100円。ポットも5cm程度と小さく、苗自体も正直、感心できるものではない。 特段、目新しい品種が無いことを確認して店内へ。
結局、散布用ポールは二種のうち一種類しかなく、動力噴霧器用のホースは、すぐにダメになる安物(以前、一度買って懲りた)しかなかった。 バッテリーはもともと置いてないようだ。
その足で近くのカインズホームへ。 ポールはもともと安物しか置いてないのでアテにしてなかったが、ホースは探していた耐久性のあるやつが売ってた。 バッテリーは、品揃えとしてはあったが品切。 買い物に行くと、こういう空振りが多いのはイヤだ。 今は、昔と違って商品管理はコンピュータなのだから、在庫の有無までは無理としても、品揃えがあるかどうかくらいサイトで検索できるようになるといいのに。
午後、雨がパラパラになってきた。 レストランへ贈るレポートの写真をとって回る。 週に一度、画像を添えてレポートをレストランへ送るようにしているため。 収穫が始まれば、シェフが毎日、畑へ来るので不要となると思うが、それまでの処置として。
レストランで「地元の野菜を使った料理です」とだけ言われて皿を出されても、客としては面白くも何ともない。「あ、そうですか、新鮮そうですね」と、まぁせいぜいこんなものだろう。 だが、シェフが、サービスをするスタッフが自分自身の言葉として素材の説明ができたらどうだろう? 食べ物について意識を持っているお客は、きっと興味深く聞いてくれるに違いない。 そうすれば、使う食材にも、レストランにもより強い信頼を寄せてくれるだろう。 折角、地元の食材を使うのだからココまでやらなくてはソンである。メニューに「地元農家の野菜を使用」と書いただけではインパクトは全然ない。 今、あちこちのレストランなどで「地元の食材を」だの「契約農場の野菜を使用」だのうたっているが、レストランのスタッフが自分自身の言葉に置き換えて説明するといったような、お客に対してより能動的な働きかけをしないと他の同様のレストランの中に埋もれてしまうだけである。 これを行うからといって新たにコストがかかる訳でもない。 やるか、やらないか、ただそれだけである。
これをやるには、野菜を作る人と使う人の間に濃密な情報の交流が必要だ。 この一環としてレポートを送るようにしている。 今、取引きしようとしているレストランでは、単に地元の食材を使うだけではなく、そこまで考えているようなので、お取引きさせて頂くことを決めた次第。
もっとも、能書きなど不要で食べれりゃいいというお客もいるだろうが、それはそれで仕方がない。
画像1 不織布をべたがけしたレタス畑
画像2 不織布の下のスカローラ。初めての栽培なのでこれがいいかのか悪いのかよく分からない..
画像3 雨に濡れたレタス畑。このあたりでは一般的な全面マルチ栽培。
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