2006/04/08 (土)
朝は良い天気だったが、たちまちのうちに雲が出て来て結構な雨になった。 ビニールハウスの中で種蒔き。 イタリアンタンポポとシャロット。 あとは、果菜類の鉢上げ。 ナス(ブラックビューティー、千両二号)、ピーマン(ライラック、チョコレートビュティー、フルーピーレッド)
さて、そろそろハモグリバエの季節到来。 なかなか農薬も効きにくく、増殖も早いのでやっかいな害虫。 昔、日本には居なかったが、輸入のガーベラ苗に付いて日本に入ってきたという話だ。 人づてに聞いただけだが、花の輸入苗というのはかなり酷い状態で入ってくるらしい。 昔、野菜農家の人が花農家を訪れた際、当時日本にはまだ居なかったハモグリバエまるけの輸入苗を見て絶句したと何かで読んだ。 その野菜農家の危惧は、不幸にして当たってしまい、今は被害が大きい害虫の1つである。
このハエは黄色いものに集まる習性がある。 だから、黄色い粘着シートを畑にぶら下げておくと実によくとれる。 ただし、シートの捕殺によってハエの被害を減らすには10アールあたり100枚程度のシートを取り付けねばならないらしい。 10cm×25cm程度の大きさのシートは1枚あたり150円位。大変な出費と手間。 あんなものが何で1枚150円もするのかと、不思議でしょうがない。 今まで使った事は無いが、今年はこの粘着シートを自作して使おうと思う。
さて、ところで、今、トマトが新たな病気にさらされている。 黄化葉巻病というウイルス病で、シルバーリーフコナジラミが媒介する。 ウイルス病なので、病気に直接効く農薬は無く、シルバーリーフコナジラミを退治するか隔離するしか感染を防ぐ方法が無い。 この病気が、今、西日本を中心にものすごい勢いで増えている。もちろん、家庭菜園のトマトも例外では無い。 トマトが周年栽培されるようになり、その地域のどこかの畑に常時、発病株があり、ウイルスがずっと受け継がれていっている...こんな状況が防除を困難にしていると考えられている。
これは、いわば広義の連作障害だと私は思う。 その地域で周年で栽培を続けた結果、畑単位ではなく地域単位で連作障害に陥ってしまった。 これはややもすると、日本でトマトが作れる地域が無くなってしまうかもしれないほどの大きな問題だ。
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