よく読まれている本
2006/03/08 (水)

農業関係者によく読まれている雑誌がある。
名前を聞けば、農業に携わっている人なら大抵誰もが知っている雑誌。
ここの日記を借りている人にも読んでいる人がいると思う。
日記に、その雑誌に掲載されたのとほぼ同時に同じ話題が書き込まれていることがあるから。

あんなに有名な雑誌だけど、実は私はあの本は大嫌いである。

どんなところが嫌いかというと、例えば、山田さんの何かすごい育苗法が出てたとする。
「これでここまで立派な苗が育つのは、***が○○するからではないかと山田さんは考えている」
とまぁ、こんな感じで文章が締めくくられることが多いのだが、本にのせるからには立派な苗ができるのは本当に「***が○○するから」であることをキチンと確認して載せていただきたいのだ。
読者が聞きたいのは、山田さんの考えではなく山田さんの考えに基づいた育苗法で立派な苗ができるのかどうか ということである。
ところが、実際は何ら検証されること無く、山田さんの考えが丸々書きっぱなしになっているだけで、これは無責任はなはだしい。
まるで、第三者が見てはっきり効果があるかどうかもわからない、怪しげな健康食品の広告と一緒である。

なら、自分で試してみるが良かろう..とお考えの方もいらっしゃると思うが、毎月、毎月出てくる話を全部試していくこともまさかできまい。
何で、金を出して買った情報をさらに手間をかけて読者に試させるのか?

上のような事を他の人に話をしたら、その人もほぼ同様の意見で「あれは、スポーツ新聞と同じだからねぇ」だと。
同じ事を思っているのは自分だけではないと分かり、ちょっとホッとした次第。


 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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