2006/01/20 (金)
アメリカ産牛肉の輸入が再開されてまだわずかしか経っていないのに、もう、不手際が発覚したようだ。 本来、除去されていなければならないはずの器官が混入した肉が送られてきたらしい。
まぁ、これだけたくさんの肉を加工する訳だから100%完全にって事にはいかない..というか、いくはずがないわけで。 これは、私も予想してたが、まさかこんなに早く発覚するとは思っていなかった。 これで、米国産牛肉への信頼が更に無くなるのは間違いない。 例によって米国がゴリ押しして日本政府が屈したという図式で輸入再開したのだから、もう、米国政府はおろか、日本の食品ナントカ委員会などなど、誰が何と言おうと米国牛肉に信頼を置く人はなくなるわけだ。 将来にわたって、あれだけの量の肉から特定の部分だけを100%完璧に除去することなど、どだい無理な話なのである。 だから、スムーズに牛肉の輸入再開をさせたかったら、素直に最初から全頭検査をしておけば良かったのだ。当初は大変だが、後々はこの方がずっと楽だと思う。急がば回れ..だ。
こんな失態を犯してしまってからでは、米国産牛肉のリスクは云々などと理論を振り回しても受け入れられる可能性は少ないと思う。 もう、理屈ではなくなってしまった。
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