2006/01/12 (木)
話は昨年12月の旅行にさかのぼる...
自宅を長期間空ける時、やっかいなのが郵便受けの管理。 郵便局に届けを出しておけば郵便物は止めてもらえる。 しかし、郵便受けに放り込まれるものは郵便物だけではない。 宅配便のメール便、電気やガス、水道の検針票、業者が自前で勝手に入れていくチラシ類、回覧版、自治会や行政などからの広報やお知らせなどなど。 年末という時期柄、来年のカレンダーが突っ込まれていることもある。 郵便受けをこれらのもので満杯にしてしまうというのは、通行人にこの家は留守ですよ..と知らせているようなものであり、セキュリティ上からも好ましくない。
そこでやむなく、近所の方にお願いして定期的に郵便受けの中身を回収して保管しておいてもらうよう頼まなくてはいけない。やっかいである。
ハワイ島でShihoさんに、この問題を、かの地ではどうしているのか尋ねてみた。あちらでは、日本以上に長期バカンスを楽しむ人が多いだろうから。 そしたら、あちらでは郵便局員以外の人物が家庭の郵便受けを使用することは禁止されているそうで、日本のように業者が勝手にチラシなどを放り込んでいく事は無いのだそうである。 だから、長期間不在の時は郵便局に届けを出しておけばこの問題は回避できるとのこと。 なかなかスマートであると思った。郵便受けは、文字通り郵便受けとしてのみ使われている訳だ。
でも、この話を聞いたら逆の疑問が思い浮かんだ。 では、あちらでは企業や商店が不特定多数の人にチラシなどを配りたい時にはどうしているのだろう? 何らかの名簿を手に入れて、いちいち住所を書いて郵送しているのだろうか?
Shihoさんに聞いてみたら、そういうときは宛名に「**地区の皆さんへ」とか書いて郵便を出すと、郵便局員がその地域の家庭へ片っ端から配達してくれる仕組みになっているそうな。 これなら、いちいち受け手を特定しなくても多数の人に郵便物が送れる。
今日、ニュースなどで報道されている、松下電器の温風ヒーターのリコールの件。 同じ仕組みで、相手を特定せずに日本全国の全世帯や宿泊施設にリコールのお知らせを送るらしい。 日本の郵便でもこういう事ができるとは知らなかった。 今まで、こういう郵便を受け取った記憶が無いので、どのような宛名で送られてくるのかちょっと楽しみでもある、松下電器には悪いが。
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