苗が売れない
2005/09/04 (日)

先日、タマネギの種を買いに行った先の種屋で面白い話を聞いた。
今年は、キャベツやハクサイなど秋野菜の苗が全くといっていいほど売れないという。

売れない理由はほどなくして分かった。
種屋の店頭で、キャベツ苗は1本60円。
少し離れたスーパーでは、キャベツの売り値は50円。
これでは、どう頑張ったって売れるわけはない。
ハクサイの苗が売れない理由は、依然としてハッキリしたことは分からないが
どうせ今年はスーパーで買ったって安いから..ということで、自分で栽培する人が少ないのではないかということだった。

先日、図書館で本を借りてきた。
結構、頑張って本を新しく買いいれているようで、行くたびに本が増えている。
今回は、また、アレルギー関係の本を借りてきたのだが、今まで借りた中で、今回の本が一番分かりやすかった。
借りてきた本は、いずれも専門家が医学的・科学的観点から書いたものなので、書いてあることそのものは似たり寄ったりのものなのだが、書き手のセンスがかなり違うのだろう。
ただ、どの本にも書かれてあったのはパンは危ないという事。
特に低予算で作られている学校給食のパン(地場産の小麦で作られているものは除く)
昔「米を食べるとバカになる」という何の根拠も無いデタラメな話が広まったが、少なくともパンが危ないというのはそれよりはずっとまっとうな根拠がありそうだった。
関心の高い方は、何が問題なのかご察しがつくだろうけど、ポイントはポストハーベスト。
本に記載されていたデータによると、オーガニックの小麦だろうがオーガニックでなかろうが、輸入ものの小麦ならその汚染の度合いは大差無いらしい。
知識がなくてよくわからないのだが、ポストハーベストを使った小麦をオーガニックや有機と称して国内で売っていいのだろうか?
今度、詳しい人に会ったら聞いてみよう。

来年は、小麦を少し作付ける予定だが、梅雨の晴れ間の忙しい時期、果たしてちゃんと収穫できるだろうか?
いまからとても心配だ。

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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