2005/06/21 (火)
本日は出荷休み。ただ、学校給食向けの出荷が少しあるだけ。
学校へ品物を届けたついでに栄養士さんと雑談。 「今の子供って、本当に野菜を食べないんですよ」と栄養士さん。 栄養のバランスだの、衛生だの頑張っても給食だけでは限界を感じているらしい。いくら給食だけ頑張っても、家庭でいい加減な食べ物を食べていることを考えると、ちょっと空しくなる 事があるような言い方だった。
学校給食では、基本的には生の野菜は出さないらしい。 だけど、このあたりでは折角の産地にある学校なので、生の野菜も積極的に使っているとの事。
先日の学校給食会議で、納入価格を決める時にちょっともめた。 問題は、タマネギやニンジン、ジャガイモなどの根菜類。 当初、学校側から提示された価格は過去の市場相場を勘案して決めたもの..ということだったが、これら根菜類は北海道あたりで大量生産されているか、輸入物というこで価格が安い。 工業製品的に大量生産されている根菜類の野菜と、手作業で作っているものを同じ土俵の上に並べて値段を付けたものだから、やはり生産者側からは相当の不満があった。 そんな訳で、タマネギなどは年間を通して一番多く使う野菜にも関らず、だれも学校給食用に出そうとしない。 他の野菜は、町内で調達している割合が40%を越えているのに対して、根菜類はほとんどが市場から業者が調達してきたしなものという有り様であった。
|