2005/05/14 (土)
「力の強い子供...」これは、ある無農薬栽培農家の方が消費者を揶揄して言った言葉である。 誤解の無いように言うと、その方は消費者を見下して言ったのではない。 大きな企業でさえも、消費者の信頼を失うとあっけなく倒産してしまう...消費者とはそれくらい強い力を持っているものなのである。 しかしながら、その実体は子供と同じ位何も知らない人が多い。だから、我々、百姓はその人達に子供に言って聞かせるように丁寧に物事を教えていかねばならない。それが我々の使命でもある...その農家の方が言いたかったのは、おおよそこんな事である。 多くの有機栽培・無農薬栽培農家は、宅配便などを利用して直に消費者と取引きを行っている。 そういう農家に向けて言った訳だ。
ある無農薬栽培農家は、消費者の受け身な行動を嘆いていた。 その方いわく、今の消費者は与えられる事に慣れ過ぎていて、真偽を確かめるために自分で調べたり動いたりすることが無さ過ぎると.. お客さんに、畑や田んぼの見学に来ませんか?とお誘いしても反応はほとんど無いそうである。 ただ唯一、盛況なのは収穫祭りの時。この時は、収穫したものを持ちかえることができるから。 割高な無農薬栽培を継続して購入してくれる人達だから、かなり意識は高い人達だと思っていたが、その人達でもそのような有り様だと思うと、ごく普通の人はどのような意識なのだろうか..それを考えると、ちょっと恐くなる。
今日の作業...
圃場番号8 マルチを張るための準備の肥料撒き。 硫酸マグネシウム 20kg、FTE2kg、バイデートL粒剤 12kg その後、耕耘。これでマルチを張る準備は完了。
圃場番号46 草が生えてきたので耕耘
寒さも今日あたりまでということで、いよいよレタスにかぶせておいた霜除けの不織布を取り外す。 不織布の下では、レタスと共に雑草ものびのびと成長。 4口目のレタスの除草作業。
夕方、防除作業。主に、灰カビ、菌核病、ハモグリの防除。 レタス 4,6,7口目にロブラールとノーモルトを散布。
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