バカらしくてやってらんない..
2005/04/28 (木)

今日も、相変らず肥料まき。

圃場番号 26下 9アール
消石灰 100kg、穀物粉 100kg、木炭粉 100kg、ようりん 200kg、カニガラ 100kg、血粉 40kg

圃場番号 26上 12アール
木炭粉 120kg、カニガラ 120kg、血粉 60kg

この26番の畑、昨年、秋のうちに緑肥用の麦を蒔いておいたのだけど、春先にすっかり鹿の餌になってしまったようで、きれいに刈られた芝生のようになっていた。
麦は、すでに耕してしまって土に混ざっているのだが、それでもまだ、餌があると思っているのだろう、鹿がたくさんやってきている。畑のそこここに足跡がたくさん。

圃場番号7 22アール
硫酸カルシウム 90kg、バットグアノ 75kg、重焼燐 100kg、塩化カリ 20kg、硫酸苦土 40kg、FTE 8kgを施用。
マルチ張りに備えて、フォース粒剤 18kgを散布。
明日、最後に化成肥料を撒く予定。

この畑、土壌分析を依頼したのだが、分析の結果、残存窒素がごくわずからしい。
しかし、前作の施肥量や前作の出来、その後の管理状態からその分析結果に非常に違和感を覚える。感覚的には、もっと残っているハズである。

そこで、簡易分析キット「みどりくん」を持って来て簡易分析。専門家がやった、本格的な分析結果を簡易分析で確認するとは、まったく、順序があべこべな話。
果たして、みどりくんの結果は、チッソ残存量 10kg/10a 程度と出た。
これなら、経験とも大きなズレは無い。
なんでこんなにズレがあるのだろうか? 最初の検査はサンプルの取り方が悪かったのだろうか...
最初の検査結果を鵜呑みにして施肥したらエラい事になる。
とりあえず、みどりくんの方を信用して施肥をするが、結果はどうなることか...

畑で肥料を撒いていると、またまた近くの別の畑の人が登場。
話をしていると、田んぼの話に。
その方は、米の卸のような事もやっているらしく、1年に何十トン単位で米を動かしているらしい。
でも、田んぼの方はというと自家用しか米を作っていないのだそうだ。本人曰く「米を作って売るのはバカらしい」との事。
要は、労多くして儲からないということのよう。
他人が作った米を転がしていた方が、よほど楽で儲かるらしい。

以前、別の人からも同じような事を聞いた。
その方も、農家出身なのだが、今は畑はやってなくて野菜を扱う仕事をしている。
やはり、他人の野菜を転がして儲ける事を覚えたら、農産物の生産なんてバカらしくてやってられないそうだ。


 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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