2005/02/21 (月)
スキーもシーズン終盤...って、いつからスキー日記になったんじゃい?!
今日は仕事が休みなので、滑りに... 今日は一人で行った。晴れてはいたが、風が強く寒い1日だった。
今日は、スキー場の常連さん、Mさんと滑る。 Mさんは、もう60代半ばとかなりお年を召した方だが、1級検定合格を目指してスキーを練習しておられる方だ。 シーズン券を購入して、足繁く練習に通っている。
Mさんの目下の悩みは小回り(昔風に言うとウェーデルン..正確にはイコールではないらしいが) 小回りがうまくできないというのが、現在の悩みである。今は、ここで壁に当たっているらしい。
中級の下(初級の上という話も..)の私が言うのもおこがましいが、Mさんはちょっと斜度がきつくなるとどうしても後傾姿勢になってしまう。割と、理屈が好きな人なので本人は、色々と他の問題を引っ張り出してくるのだが、とどのつまり後傾を直さないとこれ以上の劇的な進歩は望めないと私は思った。
私がその旨、率直に言うと同じ事を本人も感じていたらしく「小回りがどうのこうの、大回りがどうのこうのと言っても、それはちゃんと板に乗れてからの話なんですよね..」とポツリとこぼした。
そんなわけで、今日は後傾姿勢を直すべくMさんの練習に1日お付き合いするとした。 今日の練習場所は、第三コース。初心者向けのフラットなバーンを卒業した人が次のステップの練習場所とするコースである。最大斜度は25度、平均斜度は13度と緩急に富んだコースである。
とにかく、体重を前に乗っけて、脛をブーツに押し当てる意識を忘れずに...そんなアドバイスをして滑りはじめる。
やはり最初の数本は、恐くなって腰が引けてしまう。でも、膝は曲げようとしているので、格好が椅子に座ろうとする途中のような状態になってしまう。(この状態を空気椅子と命名!)
スキーのブーツは、よく見ると前傾姿勢を保つように作られている。長靴は、地面と垂直に足を出し入れするようになっているのだが、スキーブーツは違う。地面と足を出し入れする部分にはかなりの前傾角度が付いている。
「ブーツのこの角度をもっと意識してみましょう」 「バーンに正対したときに、上半身が前へ倒れようとするのをブーツの脛の部分で支えるように! もっと足首を曲げて。」 更にアドバイス。 緩斜面で止まった状態で姿勢を作ってもらい、我慢してその姿勢を崩さない様に直滑降で滑ってもらう練習をしてもらう。
こうして、十本も滑っただろうか。だいぶ足首が曲がってきてスタイルが良くなってきた。かなり空気椅子状態が抜けてきた。余分な力が入っていて、雪面の凹凸を吸収できていなかった膝の動きが、少し軟らかくなってきた。
本人も、今まで無理矢理板を回してカーブしていたのが、コントロールが楽になってきたと言う。
この感覚をもっと感じて、身体に覚えさせるために更に数本滑る。
Mさんは今まで、少々無理気味にもっと斜度のきついコースで練習していたのだが、それはあまり意味が無かった事を悟ったようだ。明日は、同じコースで更に練習を積むという。 さて、明日はどれだけ進歩するだろうか。楽しみである。
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