2005/02/18 (金)
スキー場が不振の原因は、エンターテイメント性の不足にあるという意見がある。
つまり、雪があります、コースがあります、リフトがあります、さぁ皆さん、滑って遊んでいって下さい..という今までの姿勢ではダメだということらしい。
スキー場が、もっと積極的にお客さんを楽しませないからダメだというのである。あれもどうぞ、これもどうぞ、こっちでも遊んで、あっちでも遊んで下さい..と、まぁ、そんなところだろうか。まるでディズニーランド状態である。 余談だが..この様子は、奇抜なPRや心地よい宣伝文句に吊られて、自らは何ら吟味すること無く、購入する商品を選択するという、極めて受け身姿勢の消費者とダブって見える。
でも、このように遊びを押し付けるようなやり方を非難する訳ではない。こういうやり方が徹底されていれば、それはそれで立派なスキー場のポリシーだと思う。
反面、純粋にスキーが上手くなりたい、ひたすら練習したい..と願う人もいるだろう。だったら、そういう人を全面的にバックアップする、そういうスキー場があってもいい。
取りまとめて言ってしまうと、今はごく一部を除き、どこのスキー場も金太郎飴状態で、本当に個性に欠ける。 スキーヤーもどうぞ、スノーボーダーもどうぞ、ファミリーもどうぞの、まるで八方美人状態。 八方美人は、最初はいいが飽きられるのも早い。
今シーズン、長野県では競技専門のスキー場がオープンした。日本ではまだ、極めて珍しいらしい。こういった個性的なスキー場が更に出てくることを願う。
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