2005/01/28 (金)
今日は、スキー場のリフトでちょっとしたトラブルがあった。
事は、リフト降り場でお客さんがリフトを降り損ねてしまったことから始まった。
どこのスキー場にもある、ごく普通のペアリフト。 リフト降り場では人が乗る椅子(専門用語では搬器という)は、人が降りたあとグルリと回っており返し、山を下っていく。 ところが、あるお客さんが正しい降り場で降りることが出来ずに、椅子に座ったままグルリと回ってしまったのである。 まぁ、これ自体は、そんなに珍しくない話。 そのまま、お客さんがリフトに乗りっぱなしで、下まで行ってしまうとタイヘンなので、こういう場合はすぐにリフトを止める事になっている。 もし、係員がボーツとしてリフトを止めなくても乗り越し検出装置というのが働いて、自動的にリフトが止まるようになっているのである。
この場合も、ともかくリフトは無事に止まったのだが、お客さんが慌ててか、その乗り越し検出装置の上に飛び降りてしまった。 そのため、まともに踏みつけられた装置のスイッチが故障し、安全装置が働いてリフトが再起動できなくなってしまったのである。
こうなると、真っ先に考えるのが宙づり状態になっている大勢のお客さんをどうしよう! という事である。 もちろん、用具を使って一人一人救助をする事もできるが、ほとんどお客さんを満載しているので相当時間がかかる。
なんとか、全員を降ろしてしまう程度までリフトを動かせないか色々と試してみる。しかし、降り場にいる係員は一人だけ、残りは全員、乗り場にいる。
降り場の係員も色々やったが、結局、別の係員がスノーモービルで降り場までスッ飛んでいき、なんとか再起動に成功した。 この間、約10分間お客さんを宙づりにしてしまった。
まだ、暖かい日だったから良かったものの、寒い日だったらさぞかし辛い10分になっただろう。
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