2004/12/07 (火)
街を出歩いていると、日本とはかなり雰囲気が違うことを感じる。
なんと言うか、こちらの人は(多分、アメリカ本土の人やヨーロッパのかなりの人もそうだと思うが)心に余裕があるというか、日々の生活を楽しんでいるように感じられるのだ。
スーパーマ−ケットのレジ。日本での場面を想像してみて欲しい。客とレジを操作する店員との間にどんな会話があるだろうか? たいてい、何も問題が無い限りは、店員はマニュアル通りに値段を読み上げながらレジを通し、受渡しの金額を確認し、最後にありがとうございました というだけではないかと思う。 客の方は、下手すりゃなにも言葉を発する事はない。
ところがあちらでは、店員も客も、まぁ、どっちもよくしゃべる。「コレ、私も使っているけど、いいわよね」とかそういうたわいの無い内容のようだけど。 おしゃべりでレジの処理が遅れようとも、後ろで並んでいる客がイヤな顔をしたりイライラしたりする様子は見受けられない。
レストラン...ウエイトレスと客が楽しそうにおしゃべりしながらメニューを決めている。客「うーん、どっちにしようかな..コレはどう?」なんて感じのようである。 そして、時期柄、最後のチェックの時には「良いクリスマスを!」の一言を忘れない。
こうしてみると、日本での同じ場面の何と無機質なことか! あくまでも、モノとカネのやり取りに終始しているだけで、味気も何もない... もっとも、日本の場合、こういう場面では店員は高校生のバイト..という事も多いから、若い彼ら彼女らにちょっとはウィットに富んだ話を..と要求しても無理かもしれない。
コンビニ、ファミレス、スーパー...これらは対面販売とはいいつつも、実際、中身は自動販売機とさほど変わらないのではないか??? とそんな気さえしてくるのであった。
今度は、混み合った店内での話。 あなたが、本屋でどの本にしよううかと品選びに集中しているとき、知らず知らずのうちに他の人の通路をふさいでしまったりすることはないだろうか? そこへ、他の人がそこを通ろうとやってきたとき、日本ならどうだろうか?
中には「スミマセン..」とか「通してください」という人もいるが、無言のまま、壁とあなたの体とのわずかな隙間に自分の体を突っ込み、ついでにあなたが手に持った買い物袋なんかを膝で蹴り上げながら無理矢理通り抜けようとする人がいたりはしないだろうか?
あちらでは、こういう場面の場合、ほぼ間違いなく通り抜けようとする側が「エクスキューズ ミー」と声をかけるのだが、日本でもこれくらいの心の余裕が欲しいよな〜 と思った。 「公共の通路を..しかも俺の行く手をふさぎやがって。悪いのはあっちだから、こっちが気を遣うことはないんだ」みたいな真理が働くのかもしれない。
画像1 旅の前半、宿泊でお世話になったB&B Aloha Breezeのラナイ(ベランダ)からの眺め 画像2 ワイコロアビレッジハイランド のビレッジマーケットで開催されたクリスマスパーティーで披露されたフラ 画像3 同上。こちらには、こういったイベントにはフラは欠かせないもののようだ。フラと生活が密着している。
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