農薬にまつわる話をいくつか．．．

ブロッコリーを栽培しているＮさん。
ブロッコリーに使える殺虫剤が少ないと嘆く。
そんなに少ないのかと訪ねると「ハクサップが三日前まで使えるのが救いだ」という。

あれ？ そうだっけ？ 確かにハクサップはブロッコリーに使えるけど、そんなに間際まで使えなかったんじゃなかったっけ？
Ｎさんにそういうと「あれ？ そうかい？ ハクサイが三日前まで使えるから同じじゃないんか？」との事。

後で、農薬の袋を見たらブロッコリーには３日前どころか30日前までだった。

後日、Ｎさんと会ったら「ハクサップはブロッコリーには30日前までだったよ、今まで三日前まで使ってたよ、ガハハ〜」
とあっけらかんとしたものだった。残留たっぷりのブロッコリーを食べた方．．．ご愁傷様です．．．

ハクサイを作っているＹさん。
「殺虫剤は何を使ってます？」って聞くと一言「コテツ！」
「コテツだけですか？」と問うと「そうだよ、最初から最後までずーっとコテツ。よく効くからね」
後で、コテツのビンを見ると、ハクサイには２回までしか使えないことなってる。まさか、夏のハクサイに殺虫剤の散布が２回だけって事はないよねぇ．．．

レタスを栽培しているＭさん。
なるべく農薬を減らしたいと、農薬の代わりに高価なキトサンを撒いたりしている。天気がよいときはいいが、天候不順だと、どうしても病気がでてしまうらしい。
でも、頑張って農薬を減らしている。
だけど、出荷の価格は他の人の普通に農薬を使ったものとおんなじ。
「苦労しているのに全然むくわれない。やってられないよぉ」とボヤくことしきり。