長雨の影響
2004/05/26 (水)

先日までの長雨の影響がまだそこかしこに出ている。

雨が降ると、草は伸びる..レタスは腐る。本来、レタスは雨にとても弱い作物なのだ。それを高温多湿、多雨の日本で無理矢理作っている。どうも普通の人は、レタスの旬は夏だと思っている人が多いらしい。それは誤解だ。食べるには美味しい季節かもしれないけど旬ではない。

「旬」という言葉は、本来10日間位の期間を表すもの。その証拠に、上旬、中旬、下旬という言葉がある。一ヶ月を三等分すれば10日間である。
普通のレタスは品種改良が進んだため、作っていても極端に旬を感じる事はない。しかし、コスレタスのようにあまり改良が進んでいない品種を作ると「旬」というものは本当に一瞬のことだというのを痛感する。コスレタスが美味しいのは、まさにほんの一週間位。

今日は出荷日。レタス 45ケース、サニーレタス15ケース程出荷。

その後は、畑を耕す。今年は休ませて緑肥を撒いておく畑。緑肥の種を播く前によく耕して雑草を退治しておきたい。今日は良い天気なので耕した後は、土がよく乾く。雑草も枯れてくれるだろう。

今年は休ませる、この圃場番号7番の畑。広さは約22アール。ここを2万円で借りている。もちろん、休ませていたって地代は払わねばならない。緑肥の種代を合わせても三万円でお釣がくる。変に凝った資材にお金をかけるより、いっその事、休ませてしまって緑肥を撒いた方が、お金もかからないし(それにしても、胡散臭い宣伝が多い資材はどうしてあんなに高いのか!)効果も高いような気がする。
緑肥の種を播くのは簡単である。散粒器でバラまくだけ。雨が降れば自然に芽が出る。

午後は、レタス オリンピアの植え付け。まだ長雨の後遺症で一部分ぬかっているところがあるが、そこはパスして植えられるところだけ植えてしまう。

次にマルチを張る予定の畑を見に行った。ここも水はけが悪い..というか、長雨が降ると土手から水がしみだしてくる..畑である。排水のために掘った溝は、まだ水で満杯。
排水が間に合っていないので、畑の1/5ほどはぬかっている状態。とても入れそうにない。
ここは、水が湧き出ることを予想して、一昨年に延々とスコップ一丁で排水溝を掘ったのだが(その長さ合計約400m!)所詮、スコップで掘った溝など排水能力はしれている。
かといって、重機を入れてしっかりさせるほど、気合いを入れて付くる畑でもない。正直、田んぼ以外には使えないところだと思う。

田んぼで思い出したが、近くにある田んぼで、いつも水口を締め切っているのに水が満々と張られている田んぼがある。水を全然入れないのに、いつも水がいっぱい。つまり、どこからか湧いているのである。「この田んぼは水口を潰してもいいんじゃねぇか?」なんて冗談も出ているほどだ。
その代わり、田んぼの水はとびきり冷たい。

夕方、防除作業。そろそろ、ナスやピーマンを露地に植えてもいいかな...

ヒヨコ豆のトンネル支柱が足りないので、注文しておいた。
今は注文すれば2,3日で宅急便で送ってくれる。大変便利になったものだ。

**本日の出荷**

レタス C 30ケース 1300円/ケース (@81.3円)
レタス D 15ケース 1500〜2000円/ケース (@125円)
サニーレタス 15ケース 1700円/ケース (@113円)

何でサニーレタスの相場がこんなに急に上がったの?



 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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