自家用の畑
2004/05/14 (金)

雨上がり。

朝イチで種蒔き。レタス(エクシード)4800本。サニーレタス レッドファイヤー600本、サマーレッド1200本。

種蒔きの後、豆専用畑に粟豆の種を播く。約360株。秋に収穫して自家用の納豆にする予定。

お昼近くになってきて、やっと畑がいじれるようになってきた。マリーゴールド畑のマルチかけ。ここは、畑全面に分解マルチをかけるのだ。

ここで使用する分解マルチは二種類。生分解マルチと光分解マルチ。分解マルチは便利だが、なにせ値段が高い。
通常の黒マルチ(135cm幅×200m長)は、1本1480円。
光分解マルチは、同じサイズで2800円。
生分解マルチにいたっては6670円もする。

生分解マルチの白黒タイプなんぞは、約1万円というほとんど「ふざけんな」という値段である(通常品は2700〜2800円)

メーカーは、マルチ回収の時間をコストに換算すれば云々..とうたっているが、昨今の農産物は手間代は出ない市場価格と決まっているから説得力は皆無である。
そのマルチのメーカーが時給ナンボで計算した値段で農産物を買ってくれているなら話は別だが...

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数年前、生分解マルチが出始めたとき、一度だけ使ってみたことがある。その時のものはペリペリでまるでオブラートのように脆弱で、なんとも使いにくいシロモノであった。全面マルチであるからして、定植や除草はマルチの上を歩かなくてはいけないのだが、マルチの上を歩くと「ペリッ」と音がして、足型状に踏み抜いたようにマルチが破れるという、ほとんどマルチの用をなさないものだった。

生分解マルチを久しぶりに使用してみて、機械的強度の点では、だいぶ改善されているように思ったが、相変らず縦方向には裂けやすく、通常のマルチに比べるとかなり強度的に劣る。
ウチの様に手張りで張っていく農家ならいいけど、トラクターで高速にガーッっと張っていく農家ではかなり不安が残りそう。
もっとも、値段がこれでは使いたくても使えないが...
また、生分解マルチは土壌の水分保持能力が、通常のマルチよりかなり劣る(つまりマルチが水を通す)という問題点もあったが、これはどの程度改善されているのだろうか...

いっそのこと、マルチを張った状態で動力噴霧器で何か薬をかければ直ちに分解してしまうマルチとか、張った状態で薬をかけると黒マルチだったものが白マルチに変化するとか、そういった画期的なマルチができないだろうか。
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マリーゴールドのマルチ張り終了。同じ畑の一角にはラッカセイ用のマルチも張った。いい気になってラッカセイの種を播いていたら、結局、100株近くになってしまった。

その後は、自家用畑の準備。ビニールハウスの中ではトマトやナス、ピーマンなどなどの苗がひしめいている。もうすぐ、やっと定植ができる時期になるので、もう準備しておかないと..
自家用畑も畝たてしてマルチ張り。長さ12mほどのウネを三本。肥料は、割肥とした。出荷用の作物と違って、自家用野菜の畑は、施肥もかなりいいかげんである。封を開けて使いかけの肥料とか、湿ってしまって固まりになってしまった肥料などを在庫処分でここで使ってしまう。
結局、カニガラ、湿ってベトベトになったバットグアノ、中途半端に使いかけの有機70%化成肥料、自家製モミガラ薫炭、使いかけの血粉などを施す。

マルチを張りかけで日暮れとなった。レタスの農薬散布に行く。明後日から雨が続く。病気が心配である。
4,5口目のレタスに、ロブラール2000倍、ハクサップ1000倍を散布。殺虫剤は要らないかな..と思ったが、ここ数年ん、春先に大発生の毛虫が今年も発生していたので退治しておく。レタスはあまり積極的には食べないが、それでも回りに食べられそうな草が無くなると、レタスを食べはじめる。
カラマツの葉っぱが大好物のようで、毎年、山のカラマツがこの毛虫に食われて丸坊主になってしまう。

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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